お知らせ
【重要】 ブラウザのアップグレードによるArcGIS Enterprise への影響に関する重要なお知らせ

ナレッジ番号:5779 | 作成日:2024/07/04

概要

7月下旬に予定されている Google Chrome と Microsoft Edge のアップグレードによる仕様変更のため、Portal for ArcGIS に影響が出ることが米国Esri社より報告されています。このため、6月中に対策用のパッチがリリースされる予定です。

6/26更新 : ArcGIS Enterprise 10.9.1, 11.1 用のパッチが公開されました。
7/4更新 : ArcGIS Enterprise 10.8.1, 11.2 用のパッチが公開されました。 

詳しくは下記のページをご参照ください。
Portal for ArcGIS Application Display Patch

詳細

7/23 に予定されている Google Chrome と 7/25 に予定されている Microsoft Edge のアップグレードによる仕様変更のため、ArcGIS Enterprise 11.2 以前の環境に影響が出ることが米国Esri社より報告されています。

特に、Portal for ArcGIS のメニューバー(マップ、コンテンツ、組織などが書かれている画面上部のバー)が非表示になるという大きな影響があります。


 
ArcGIS Enterprise 11.2 以前のすべてのバージョンでこのブラウザのアップグレードの影響があります。
ArcGIS Enterprise 11.3 は対策済みで影響を受けません。
この問題の対策として、ArcGIS Enterprise の製品ライフサイクルに基づき、以下のバージョンに対するパッチのリリースが6月中に予定されています。
  • Portal for ArcGIS 11.2
  • Portal for ArcGIS 11.1
  • Portal for ArcGIS 10.9.1
  • Portal for ArcGIS 10.8.1
上記以外のバージョンについては、パッチのリリースの予定はなく、ArcGIS Enterprise のバージョンアップを推奨しています。
ブラウザのアップグレードまでにパッチを適用できない場合、またはパッチが適用可能なバージョンの ArcGIS Enterprise にバージョンアップできない場合は、Google Chrome または Microsoft Edgeの MutationEventsEnabled というポリシー設定を使用することで、この変更が有効になるまで約9か月間延長することが可能です。

本情報の詳細については、下記ページをご参照ください。

Problem:Impact of Google Chrome and Microsoft Edge 127 Updates on ArcGIS Enterprise

Windows 環境の ArcGIS Enterprise 10.8.1, 10.9.1, 11.1 へのパッチ適用に関する補足

Windows 環境の Portal for ArcGIS 10.8.1, 10.9.1, 11.1 へパッチを適用する際には、事前に Validation and Repair Tool を実行していることが必要となります(既に一度実行済みの場合は、再度行う必要はありません)。
このツールを適用した際に既存のパッチはすべて削除され、再度パッチの適用が必要になることにご注意ください。

Validation and Repair Tool の詳細については、下記ページをご参照ください。

Portal for ArcGIS Validation and Repair Tool について | サポート | ESRI ジャパン (esrij.com)