FAQ
ArcGIS Pro 3.2 で登場した 64 ビット オブジェクト ID について

ナレッジ番号:5708 | 登録日:2024/01/31 | 更新日:2024/11/21

概要

ArcGIS Pro 3.2 から、ジオデータベースにおいて 64 ビットのオブジェクト ID がサポートされるようになりましたが、64 ビットのオブジェクト ID は ArcMap やバージョン 3.1 以前の ArcGIS Pro ではサポートされていません。そのため、64 ビットのオブジェクト ID を持つフィーチャクラス / テーブルが含まれているジオデータベースは、ArcMap およびバージョン 3.1 以前の ArcGIS Pro では使用できません。


また、シェープファイルも 64 ビットのオブジェクト ID はサポートされておりません。そのため、バージョン 3.2 以降の ArcGIS Pro であっても、オブジェクト ID が 64 ビット のフィーチャクラス(ジオデータベースのフィーチャクラスや GeoPackage のフィーチャクラスなど)をシェープファイルに変換 / エクスポートしようとするとエラーが発生します。


64 ビット オブジェクト ID のフィーチャクラス / テーブルを 32 ビット オブジェクト ID として変更することはできません。
オブジェクト ID につきましては、ヘルプもご参照ください。

回避方法

あらかじめ32 ビットのオブジェクト ID を持つフィーチャクラス / テーブルを作成し、アペンドによりデータをコピーしてください。

  1. [カタログ] ウィンドウで新規に作成したジオデータベース フィーチャクラスを右クリック → [データの読み込み] をクリックします。
  2. [アペンド] ツールが起動しますので、[入力データセット] に読み込みたいデータを指定して [実行] ボタンをクリックします。

オブジェクト ID の確認方法

以下の操作で確認してください。ArcMap またはバージョン 3.1 以前の ArcGIS Pro では 64 ビットのオブジェクト ID のソースを確認することはできませんので、ArcGIS Pro バージョン 3.2 以降でご確認ください。

  1. [コンテンツ] ウィンドウまたは [カタログ] ウィンドウで対象のデータを右クリック → [プロパティ] → [ソース] をクリックします。
  2. [ObjectID] に「32 ビット」もしくは「64 ビット」と表示されます。

  3.  [コンテンツ] ウィンドウから [レイヤー プロパティ] を開いた場合

     
     [カタログ] ウィンドウから [フィーチャクラス プロパティ] を開いた場合

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