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ArcGIS Maps SDK for JavaScript : Portal for ArcGIS を利用する
ナレッジ番号:5632 | 登録日:2023/09/28 | 更新日:2024/11/21
ArcGIS Maps SDK for JavaScript で Portal for ArcGIS に接続
ArcGIS Maps SDK for JavaScript はデフォルトでは ArcGIS Online を使用するように設定されています。ArcGIS Maps SDK for JavaScript を使用して Portal for ArcGIS に接続するには esri/config オブジェクトの portalUrl を使用して、ポータルの URL を設定する必要がございます。
サンプルコード:require(["esri/config"], function(esriConfig) { esriConfig.portalUrl = "https://<FQDN>/<ArcGIS WebAdptor 名>"; });
また Portal クラスを利用することで、接続したポータル サイトのユーザー、グループ、コンテンツなどの情報を取得して、さまざまな操作を行うことができます。
ポータル サイトにある Web マップの使用
Portal for ArcGIS の Web マップ ID を使用してマップを作成する場合、ArcGIS Maps SDK for JavaScript では、PortalItem クラスを使用します。最初に必要なモジュールをインポートし、Web マップ ID を使って新しい PortalItem インスタンスを作成します。次に、WebMap クラスのインスタンスを作成し、portalItem プロパティに 作成した PortalItem インスタンスを設定します。Web マップ ID は、詳細ページ URL の最後の値です。例えば、Topographic マップの詳細ページ URL が「https://www.arcgis.com/home/item.html?id=67372ff42cd145319639a99152b15bc3」の場合、Web マップ ID は「67372ff42cd145319639a99152b15bc3」になります。サンプルコード:require([ "esri/portal/PortalItem", "esri/WebMap", "esri/views/MapView" ], function(PortalItem, WebMap, MapView) { // Web マップの ID を変数に格納 const webMapId = "Web マップの ID"; // WebマップIDを使って新しい PortalItem を作成 const portalitem = new PortalItem({ id: webMapId }); // PortalItem から新しい WebMap インスタンスを作成 const webMap = new WebMap({ portalItem: portalitem }); // WebMap を使って MapView を作成 const view = new MapView({ container: "mapDiv", map: webMap }); });
ポータル サイトのアイテムを使う際の認証
接続したポータル サイトのアイテム(Web マップなど)を Web アプリケーションで使用する際の認証は、以下のポイントに注意して行います。
- パブリックなアイテムの場合: パブリックなアイテムは認証を必要としません。アイテムの詳細情報はログインなしでアクセス可能です。
- 非パブリックなアイテムの場合: ユーザーがログインしている場合、SDK はポータル サイトに対して自動的に認証します。
Portal.authModeプロパティでサインインのタイミングを指定
- anonymous : サインインしない。アクセス制限されたコンテンツを使用する際に、エラーが返される。
- auto : アクセス制限されたコンテンツを使用する際に、サインインダイアログが表示される(デフォルト)
- immediate : Portal クラスのロード時にサインインする。
サンプルコード:// Portal のインスタンスを作成 const portalSite = new Portal(); // 認証処理 portalSite.authMode = “immediate”; // ロード時にサインイン portalSite.load().then(function() { //ロード(サインイン) user = portalSite.user; // サインインしたユーザー user.fetchItems(params); // 指定したフォルダーのアイテムを取得 });
IdentityManager の利用
ユーザー認証情報を管理するためのヘルパー クラスとして IdentityManager があります 。セキュアなアイテムにアクセスがあった場合は、IdentityManager クラスを読み込まずとも、アプリケーションとして自動的にサインインダイアログが表示されます。サイン インステータス(認証状況)の確認や削除、再認証などサイン インに関わる操作が必要な場合には、IdentityManager クラスのインスタンスを作成することで、アプリケーションに入力された認証情報を確認できます。また、IdentityManagerはアプリケーション内でユーザーの認証情報を保存し、再利用できます。これにより、一度ユーザーがサイン インすると、セキュアなサービスに対して繰り返し認証情報を使えるようになります。ポータル サイトのベースマップ ギャラリーを使用
サンプルコード:// basemapGallery のインスタンスを作成 const basemapGallery = new BasemapGallery({ view: view, source: { // Portal for ArcGIS の URL portal: "https://<FQDN>/<ArcGIS WebAdaptor 名>"; } }); // basemapGallery を MapView に追加 mapView.ui.add(basemapGallery, { position: "top-right" });
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