概要

Google Chrome を使用した場合に、現在地の取得ボタンなどを利用した現在地の取得ができない。

原因

Google Chrome のバージョン 50（2016 年 4 月 14 日公開）から、HTML5 のいくつかの Web API の利用に HTTPS を通信を使用したセキュアな接続が必須となりました。

※2016 年 4 月 18 日時点では、PC 版の Chrome のみに適用されています。

この更新に含まれていた Geolocation API を HTTP 通信で利用しようとしたためにエラーが発生しております。

回避策

Web アプリケーションが HTTPS 通信を利用するように設定します。

ArcGIS Online、Portal for ArcGIS、ArcGIS for Server それぞれ以下の手順で設定をしてください。

ArcGIS Online、Portal for ArcGIS

• 管理者権限を持ったアカウントで組織サイトにサイン インします。
• [組織]タブに移動し、[サイト設定] をクリックします。
• 画面左側のツリーより、[セキュリティ] を選択します。
• ご使用の製品にあわせて、以下のチェックボックスにチェックを入れます。
  

  ArcGIS Online：[HTTPS を使用した組織サイトへのアクセスのみを許可します。]
  Portal for ArcGIS：[SSL を使用したポータルへのアクセスのみを許可します。]

ArcGIS for Server

• 管理者権限を持ったアカウントで、ArcGIS Server Administrator Directory にログインします。
  http://gisserver.domain.com:6080/arcgis/admin
• [security] > [config] と移動します。
• Supported Operations より [update] をクリックします。
• Security Configuration の Protocol を [HTTPS Only] と設定し、[Update] をクリックします。
  ArcGIS Web Adaptor などの Web ゲートウェイを通してアクセスするように ArcGIS Server サイトを構成している場合は、Web ゲートウェイも HTTP リクエストをブロックまたはリダイレクトして、HTTPS リクエストのみを使用するように構成する必要があります。