FAQ
数値地図画像変換ツール
ナレッジ番号:5207 | 登録日:2023/07/14 | 更新日:2024/06/05
概要
このツールは、国土地理院発行の数値地図(地図画像)データの幾何補正(位置合わせ)などを自動化するツールです。このツールにより変換を行なうと、出力先フォルダーに幾何補正済みの新規画像データが出力されます。
このツールで変換可能なデータは、国土地理院発行の「数値地図(地図画像)」の画像データです。同院発行の「電子地形図25000」の変換につきましては、「電子地形図 25000 変換ツール (ArcMap)」をご利用ください。
(本ツールは、標準保守サポート対象外です。)
ダウンロード
ファイル バージョン 対応製品 対応製品バージョン 更新日 DMRaster104.zip 10.4 ArcGIS Desktop 10.4、10.4.1、10.5、10.5.1、10.6、10.6.1、10.7、10.7.1、10.8、10.8.1
2019 年 2 月 20 日 DMRaster103.zip 10.3 ArcGIS for Desktop 10.3、10.3.1
2019 年 2 月 20 日 画面イメージ
インストール手順
注意:バージョン 10.4 をご利用の場合は、ArcGIS のバージョンに基づいてデータ用インストーラ(setup.msi)をインストールする必要があります (過去のバージョンで利用していた場合は、setup.msi の再インストールが必要です)。詳細な手順については こちらをご参照ください。 アドイン ファイルをアンインストールする必要はありません。
- 上記ファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍します。
- 「setup.msi」をダブルクリックして、インストールします。
- [インストール フォルダの選択] 画面で [参照] ボタンをクリックし、インストール先をご利用のバージョンの ArcGIS インストール ディレクトリに変更します。
以下変更例です。- AcGIS 10.8 の時 C:\Program Files\ ArcGIS\Desktop10.8
- AcGIS 10.7 の時 C:\Program Files\ ArcGIS\Desktop10.7
- アドインファイル(ESRIJ.ArcGIS.DMRasterConv.esriAddIn)をインストールします。アドインのインストール方法の詳細はこちらをご参照ください。
- ArcMap を起動して、[カスタマイズ] メニュー → [ツールバー] から [数値地図画像変換ツール] ツールバーを追加してください。
操作手順
操作手順の詳細は、[ヘルプ] ボタンをクリックして、PDF ファイル (アドイン)または html ファイル(VBA)をご参照ください。
対応データ
- 数値地図25000(地図画像)
- 数値地図25000(地図画像)オンライン
- 数値地図50000(地図画像)
- 数値地図200000(地図画像)
日本測地系 2000(世界測地系)への対応手順
2002 年 4 月施行の改正測量法、改正測量法施行令にもとづく日本測地系 2000 (世界測地系)に対応した管理ファイルを読み込んで、日本測地系 2000 での UTM 座標で位置あわせをできるようになりました。管理ファイルを日本測地系 2000 に対応させるには次の手順で操作を行ってください。
- 変換対象の地図画像 CD-ROM の内容をすべてハードディスクにコピーします。数値地図画像変換ツールによる変換処理が終了すれば、CD- ROM のコピーは削除して差し支えありません。
- 国土地理院のホームページから世界測地系対応表示プログラムをダウンロードして、適当なフォルダーに展開します。プログラムは以下のURLからダウンロードできます。
数値地図(地図画像)表示ソフトのダウンロード - プログラムインストール時に管理ファイル変換ソフトの項目をチェックしてください。インストール後、スタートメニューから管理ファイル変換ソフトを起動して、管理ファイルに記録されている図葉ごとの座標値を日本測地系 2000 での値に修正します。具体的な操作方法は国土地理院の説明書をお読みください。
修正後の管理ファイルは、CD-ROM をコピーしたフォルダーの配下にあるオリジナルの管理ファイル「kanri.csv」と同じ場所に「kanri2k.csv」という名前で保存してください。数値地図画像変換ツールはこの場所を基準に変換対象の画像データを検索しますので、修正後の管理ファイルの保存場所が適切でないと処理を実行できませんのでご注意ください。
注意事項
- 変換が終了しても自動的にデータは ArcMap に読み込まれませんので、手動で読み込んでください。
- 出力画像がすでに存在している場合には変換は行われません。全ての図幅の変換が終了した後、変換処理がスキップされた図幅の一覧が表示されます。
- 作成される画像は UTM 座標系となります。複数の UTM 座標系の帯の地図画像が選択されている状態で、イメージカタログを作成すると、正しい位置で表示されない地図画像が生じます。UTM 座標系の帯ごとにイメージカタログを作成してください。
- 図郭線で四角く切り抜く場合、延伸部分は出力されません。
- オンライン提供でのデータはフォルダー構成を変更しないでください。 全図葉管理ファイルも通常の管理ファイルと同じフォルダー構成で動作します。
- ArcGIS 10.3.x 対応版をご利用の方で、 オンライン提供でのデータを変換する際には、ダウンロード ファイルを解凍した後、フォルダー名を「DATA」に変更してください。
- 本ツールは、標準保守サポート対象外となります。従って、本ツールに関するご質問はお受けできません。また、本ツールを使用して生じたいかなる障害についても、弊社では責任を負いかねますことを予めご了承願います。
- 新規バージョンに対応したツールを継続的に提供することを保証するものでないことを予めご承知おきください。
更新履歴
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提供終了:バージョン 10.1.2(2019年7月24日)
- 製品ライフサイクルがサポート終了フェーズに移行したことに伴って、ツールのダウンロード提供を終了しました。
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バージョン 10.4、10.3(2019年2月20日)
- デジタル証明書を更新しました。
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提供終了:バージョン 3.0.1(2018年 6 月6 日)
- 製品ライフサイクルがサポート終了フェーズに移行したことに伴って、ツールのダウンロード提供を終了しました。
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提供終了:バージョン 2.4、2.6(2017年5月10日)
- 製品ライフサイクルがサポート終了フェーズに移行したことに伴って、ツールのダウンロード提供を終了しました。
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バージョン 10.4(2016年6月23日)
- ArcGIS 10.4 に対応しました。
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バージョン 10.3、10.1.2(2016年2月24日)
- デジタル証明書を更新しました。
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バージョン 10.3(2015年5月22日)
- ArcGIS 10.3 に対応しました。
- 出力画像形式がTIFFまたはファイル ジオデータベースに変更になりました。
- インターフェースを変更しました。
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提供終了:バージョン 2.2、2.3(2015年1月6日)
- 製品ライフサイクルがサポート終了フェーズに移行したことに伴って、ツールのダウンロード提供を終了しました。
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バージョン 10.1.2(2013年9月30日)
- ArcGIS 10.2 に対応しました。
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バージョン 10.1.1(2012年12月17日)
- インストール先を適宜変更できるようデータ用インストーラー(setup.msi) を修正しました。
- データがインストールされていない場合は [レイヤの追加] 機能でメッセージが表示されるよう変更しました。
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バージョン 10.1(2012年10月26日)
- ArcGIS 10.1 に対応しました。
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バージョン 3.0.1(2012年7月13日)
- 余白の処理を「図郭線で四角く切り抜く」に設定しても余白が多少残る問題を修正しました。
- 自動的にピラミッドを構築するよう変更しました。
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バージョン 3.0(2010年10月29日)
- ArcGIS 10 に対応しました。
- インターフェースを変更しました。
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バージョン 2.6(2009年11月27日)
- ArcGIS 9.3.1 に対応しました。
- 全図葉管理ファイルに対応しました。
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バージョン 2.5(2009年4月27日)
- ArcGIS 9.3 に対応しました。
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バージョン 2.4(2008年6月25日)
- ArcGIS 9.2 用のツールで新図郭地勢図対応の数値地図200000(地図画像)に対応しました。
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バージョン 2.3(2007年10月24日)
- 平成14年2万5千分1地形図図式対応のCD-ROMで分図が含まれるエリアを変換しようとすると、エラーが起きて変換できない不具合を修正しました。
- ArcGIS 9.2用のツールでは、ファイルジオデータベースにラスター カタログを作成するように変更しました。
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バージョン 2.2.3(2007年8月13日)
- ArcGIS 9.2 で「ジオプロセシング処理の出力ファイルを上書き」チェックボックス、「ジオプロセシング処理結果をマップに追加」チェックボックスの設定によって、エラーが発生して変換ができない場合がありましたが、修正しました。
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バージョン 2.2.2(2007年7月13日)
- ArcGIS 9.2 に対応しました。
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バージョン 2.2.1(2007年7月11日)
- ArcGIS 8.x 用の「地図画像.mxd」をArcGIS Desktop 8.2 で開くことができなかった不具合を修正しました。
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バージョン 2.2(2006年5月29日)
- 平成14年2万5千分1地形図図式対応の数値地図 25000(地図画像)に対応しました。
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バージョン 2.1(2004年8月11日)
- ArcGIS 9 に対応しました。
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バージョン 2.0.3(2004年4月23日)
- 出力画像形式を GeoTIFF, ERDAS IMAGINE, ESRI GRID の 3 形式から選択できるようになりました。
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バージョン 2.0.2(2003年3月4日)
- 余白の処理の際に作成される中間ファイルが残ってしまい、次回の変換処理ができなくなることがありました。今回のバージョンから変換開始時に中間ファイルを削除するように変更しました。
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バージョン 2.0.1(2003年1月20日)
- 作成された画像をピラミッド レイヤーで表示したとき、正常な色で表示されない現象を修正しました。
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バージョン 2.0(2002年12月18日)
- 日本測地系 2000(世界測地系)に対応しました。
関連する質問
メタデータ
種類
製品
バージョン