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管理者権限の無いユーザーでライセンスマネージャーを指定する方法

ナレッジ番号：3503 | 登録日：2023/05/29 | 更新日：2023/06/21

本ページは、ArcGIS Desktop 同時使用（CU）ライセンスをご契約・保有されている方向けの内容です。

概要

ArcGIS Desktop (ArcMap) ユーザーが同時使用（CU）ライセンスを利用する場合、ArcGIS Administrator にてArcGIS License Manager を実行しているライセンスサーバーや、ライセンスレベルを設定します。この設定を行うには、ArcGIS Administrator を Windows の管理者権限を持つユーザーで起動する必要がありますが、組織のポリシーなどで管理者権限を利用できない場合にはどうしたら良いでしょうか？

本 FAQ では、管理者権限を持たない Windows ユーザーでライセンスサーバーやライセンスレベルを指定する方法を説明します。

詳細

管理者権限を持たない Windows ユーザーしか利用できない場合、ArcGIS Administrator での設定変更は行えません。この場合には、Windows のユーザー環境変数に必要な値を設定することで、ライセンスサーバーを指定し ArcGIS Desktop を起動できるようにします。

ユーザー環境変数の設定画面は、Windows のコントロールパネルや設定画面などで「環境変数」を検索すると見つけやすいでしょう。

ライセンスマネージャーを指定するにあたって設定の必要な変数は以下の通りです。もともと存在していない場合は、新規に作成してください：

変数名	設定値	備考
ESRI_SEAT_PREFERENCE	Float	同時使用（CU）は Float、単独使用（SU）は Fixed
ESRI_SOFTWARE_CLASS	Viewer, Editor, Professional いずれか	使用したいライセンスレベルに応じ、Basic の場合は "Viewer"、Standard は "Editor"、Advanced は "Professional"
ARCGIS_LICENSE_FILE	<ポート番号>@<ライセンスサーバー>	例）27000@localhost など（同一 PC 上にライセンスマネージャーがある場合）