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エラー : 国内対応パック 10.6.1 でWindows インストーラー コーディネーターのエラーが発生する

ナレッジ番号:3326 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/08/31

概要

特定の環境下(Citrix XenApp のホストサーバーなど)で、国内対応パックのインストール中に Windows インストーラー コーディネーターというダイアログが起動し、「アプリケーションを初めて使用するための準備をしています。しばらくお待ちください。」という表示がでて、インストールが正常に終了しない場合があります。

原因

10.6.1 国内対応パック では、フォントのインストーラーを格納する MsiEmbeddedChainerテーブルを使用しているため、リモートデスクトップセッションホストの Windows Installer RDS Compatibility が有効になっている環境ではインストールできない場合があります。これにより、" Windowsインストーラコーディネータ "が表示される無限ループとなり、インストールに失敗する場合があります。

関連

Microsoft KB 2655192

https://support.microsoft.com/en-us/help/2655192/installation-can-fail-with-window-installer-coordinator-error

回避方法

回避策は、Microsoft KBの記事に記載されています。

ドメイン管理者またはローカル管理者としてログインし、管理者として実行しているコマンドプロンプトから”GPEDIT.MSC”を実行します。

その後、次のグループポリシーディレクトリツリーに移動します。

[ローカルコンピュータポリシー]
    |- [コンピュータの構成]
        |- [管理用テンプレート]
            |- [Windowsコンポーネント]
                |- [リモートデスクトップサービス]
                    |- [リモートデスクトップセッションホスト]
                        |- [アプリケーション互換性]
                            |- [Windows Installer RDS Compatibility をオフにする]

[Windows Installer RDS Compatibility をオフにする]をダブルクリックで開いて、[未構成]から[有効]に変更後、[OK]で適用します。

*ユーザーの環境がドメインコントローラーによりグループポリシーの設定を実施している場合は、ドメイン管理者によるグループポリシーの変更が必要です。

 

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