FAQ
ModelBuilder: テーブル結合を反復したい

ナレッジ番号:3200 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

ModelBuilder を使用して、テーブルの数分テーブル結合を行い、結合結果をフィーチャクラスとして保存する方法を紹介します。

サンプル モデル

バージョン 10.3 で保存されています。解凍してお使いください。

a_id7276_SampleModel_103.zip
ただし、こちらのサンプルはあくまでもモデル構築の見本として提供しているものであり、新規バージョンに対応したツールを継続的に提供することを保証するものでもないことも予めご承知おきください。なお、ツールを利用して生じたいかなる損害についても弊社では責任を負いかねます。


[テーブルの結合] を使用する場合

テーブルの結合と出力、テーブル結合の解除処理をテーブル数分反復します。こちらの方法でテーブル結合を行うと、由来するテーブル名などがフィールド名に付与されます。

テーブル結合でマッチしたレコードのみ表示したい場合は、[すべてのターゲット フィーチャを保持する] パラメーターのチェックを解除してください。
  1. あらかじめ結合するフィーチャレイヤーをマップに追加します。
    ここでは ArcToolbox → [データ管理ツール] → [レイヤーとテーブル ビュー] → [フィーチャ レイヤーの作成 (Make Feature Layer)] ツールを使用して、レイヤーを追加します。
  2. モデルの [挿入] メニュー → [反復処理] → [テーブル] ツールを使用して、テーブルの数分反復処理を行います。
  3. ArcToolbox → [データ管理ツール] → [テーブル結合] → [テーブルの結合 (Add Join)] ツールを使用して、フィーチャ レイヤーと テーブルをテーブル結合します。
  4. テーブル結合した状態でフィーチャクラスとして出力します。今回は ArcToolbox → [データ管理ツール] → [フィーチャ] → [フィーチャのコピー (Copy Features)] ツールを使用して出力を行います。
  5. ArcToolbox → [データ管理ツール] → [テーブル結合] → [テーブルの結合を解除 (Remove Join)] ツールを使用して、テーブルの結合状態を解除します。
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※ 上の図をクリックすると、拡大表示されます。

[フィールドの結合] を使用する場合

[フィールドの結合] ツールを使用してテーブル結合を行います。このツールを使用すると、追加されたフィールドの名称にテーブル名が付与されることを回避することができます。
ただし、入力テーブルのフィールド名が統一されている必要があります。

  1. モデルの [挿入] メニュー → [反復処理] → [テーブル] ツールを使用して、テーブルの数分反復処理を行います。
  2. ArcToolbox → [データ管理ツール] → [フィーチャ] → [フィーチャのコピー (Copy Features)] ツールを使用して、入力フィーチャをあらかじめコピーしておきます。
    ※ 後の処理で使用する [フィールドの結合] ツールは、フィーチャクラスの出力を伴わないためです。
  3. ArcToolbox → [データ管理ツール] → [テーブル結合] → [フィールドの結合 (Join Field)] ツールを使用して、テーブル結合処理を行います。
    本ツールでは結合対象のフィールドを選択することができます。[結合フィールド] パラメーターで、結合したいテーブルのフィールドにチェックを入れます。
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※ 上の図をクリックすると、拡大表示されます。

ModelBuilder に関するお問い合わせにつきましては、関連情報の「サポートサービスのお問い合わせに関する留意事項」をご確認ください。

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