FAQ
ArcGIS Pro: Web マップとして共有するときに投影法に関するエラーが表示される

ナレッジ番号:3178 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/06/21

概要

ArcGIS Pro にて [共有] タブから [Web マップとして共有] を行って、エラー「00230 サービス レイヤーにはマップの投影法と違う投影法が設定されています」が表示された場合の対処をご案内します。

対処方法

次の手順で ArcGIS Pro のマップの座標系をベースマップの座標系と揃えてから、Web マップとして共有します。

  1. この後の作業でマップに変更を加えるため、マップのコピーを作成して使用します。[カタログ] ウィンドウにて対象のマップを右クリック → [コピー] を選び、一段上の [マップ] を右クリック → [貼り付け] をクリックします。
    ※ 元のマップの座標系を変更してよい場合は、この手順1、2を行わずに手順3へお進みください。 
     
      
     
  2. 貼り付けたマップ(画像の例では [マップ1])を右クリック → [開く] の操作で開きます。
     
  3. 開いたマップの [コンテンツ] ウィンドウにて、マップを右クリック → [プロパティ] をクリックします。
     
  4. 表示された [マップ プロパティ] の画面の左側で [座標系] を選択して、画面右側の [使用可能な XY 座標系] にて [レイヤー] の下にある [WGS 1984 Web Mercator Auxiliary Sphere] をクリックします。[現在のXY] 欄に [WGS 1984 Web Mercator Auxiliary Sphere] と表示されたことを確認して、[OK] ボタンをクリックして設定を保存します。
     
  5. [共有] タブの [Web マップ] をクリックし、[Web マップとして共有] 画面で投影法のエラーが解消されたことを確認します。
  6. Web マップとして共有ができた後は、手順2~5で作成し使用したマップを削除しても問題ありません。

解説

ArcGIS Online の Web マップは、マップ自体に座標系の設定を持たず、Web マップ内の「ベースマップ」となるレイヤーの座標系がマップ表示の座標系として使用されます。ArcGIS Pro ではマップの座標系としてレイヤーの座標系と別のものを持つことができますので、ArcGIS Pro から Web マップとして共有する前に、マップの座標系をベースマップの座標系と一致させる対処を行います。

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