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ModelBuilder: [ラスターの反復] ツールで取得したラスター名から拡張子を省きたい
ナレッジ番号:3138 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ModelBuilder では、ラスターの反復にてラスター データからベクター データ(ポリゴン・ライン・ポイント)に一括変換すると、変換した出力データの名前にラスター データの拡張子を付加して出力しようとします。 その際に拡張子の前にあるドット「.」も出力データに付加されてしまうため、「名前に無効な文字がある」というメッセージが表示されて、一括変換できなくなってしまいます。
この問題を回避するには出力データの名前に拡張子を付加させないため、モデル専用ツールにある [パスの解析] ツールを利用して出力します。
入力ラスター データの例 出力ベクター データの例
手順
- ArcMap を起動します。
- [標準] ツールバーの [ModelBuilder] ボタンをクリックします。
- [Model] ウィンドウの [挿入] メニュー → [反復処理] → [ラスター] を選択します。
- [ラスターの反復] エレメントをダブルクリックします。
- [ワークスペースまたはラスター カタログ] に処理を実行するラスター データセットが格納されたフォルダ、またはジオデータベースを設定して [OK] ボタンをクリックします。
- [Model] ウィンドウの [挿入] メニュー → [モデル専用ツール] → [パスの解析] を選択します。
- [パスの解析] エレメントをダブルクリックします。
- [解析タイプ] に NAME を選択します。
- [Model] ウィンドウの [接続] ボタンをクリックして [ラスターの反復] の [ラスター] エレメント(下図の例:raster)を[パスの解析] ツールに接続します。その際にメニューが表示されますので、[入力データ エレメント] を選択します。
- ラスター データから一例としてポリゴン データに一括変換する場合は ArcToolbox → [変換 ツール] → [ラスターから変換] → [ラスター → ポリゴン] ツールを [Model] ウィンドウにドラッグ アンド ドロップしてモデルへ追加します。
- [ラスター → ポリゴン] ツールをダブルクリックします。
- [出力ポリゴン フィーチャ] に %値%(フィーチャクラスをジオデータベース内に出力するとき)もしくは %値%.shp(フィーチャクラスがシェープファイルのとき)を設定します。
- [Model] ウィンドウの [接続] ボタンをクリックして [ラスターの反復] の [ラスター] エレメント (下図の例:raster1.tif) を [ラスター → ポリゴン] ツールに接続します。その際にメニューが表示されますので、[入力ラスター] を選択します。
- 出力データを自動的に ArcMap に追加する場合は、[ラスター → ポリゴン] ツールの出力エレメントを右クリック → [マップの追加] を選択します。
- [Model] ウィンドウの [実行] ボタンをクリックしてモデルを実行します。
※ ModelBuilder に関するお問い合わせにつきましては、「関連する質問」の「標準サポート サービスにおけるお問い合わせに関する留意事項」をご確認ください。
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