FAQ
[DM → ジオデータベース] ツールで作成したレイヤー ファイルのデータ ソースを修正したい
ナレッジ番号:3084 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
国内対応パックに含まれる [DM → ジオデータベース] ツールを使用して変換を行う際、それぞれのデータのスタイルを定義したレイヤー ファイル (*.lyr) も合わせて出力することができます。ただし、このレイヤー ファイルはデータ ソースの情報を絶対パスで保持するため、データ ソースを移動・削除や改名するとレイヤー ファイルを参照できなくなります。
ここでは、レイヤー ファイルがデータ ソースとのリンク情報を相対パスで保存するように修正するためのツールを紹介します。「相対パス」 とは、対象の対象のレイヤー ファイルを基準にデータ ソースのパスを維持する設定を指します。相対パスでデータ ソースのパスを保持することで、そのパスの関係の維持さえできれば、自由な位置に移動することができます。手順
以下の ZIP ファイルをダウンロードして、解凍してお使いください。
ans6891_Model.zipツールの概要
このツールは ModelBuilder で作成したモデルです。必要に応じて修正してお使いください。
このモデルは 10.3 以降のバージョンに対応しています。10.2.2 以前のバージョンでご利用の場合は、バージョン10.3 以降の ArcMap の [カタログ] ウィンドウにて モデルが格納されている ans6891_Model.tbx を右クリック → [名前を付けて保存] → 任意のバージョンで保存してください。本ツールはグループ レイヤーである 「〇〇_all」の処理に対応しておりません。
そのレイヤー ファイルのパスを修正されたい場合は、こちらのFAQ の手順で、データソースのパスを一括修正してください。ご利用方法
ここでは、[DM → ジオデータベース] 実行時に「C:\Temp\Dir1」に出力されたファイル ジオデータベースが 「C:\Temp\Dir2」に移動したと仮定し、パスが修正されたレイヤー ファイルを「C:\Temp\Dir2」に出力する手順を説明します。
- カタログ ウィンドウで 「ans6891_Model.tbx」を展開し、「SampleModel」をダブルクリックします。モデル パラメーターの設定ダイアログが表示されます。
- 以下のように、パラメーターを設定します。
・[データ ソースのワークスペース] :データソースを保存したファイル ジオデータベース (*.gdb) です。
・[読み取り用レイヤーの保存フォルダー] :シンボルが定義されたレイヤー ファイルが保存されたフォルダーです。
・[レイヤーの出力フォルダー]:レイヤー ファイルの出力先となるフォルダーです。
・[相対パスで保存 (オプション) ]:データ ソースのパスを相対パスで保持したい場合はチェックを入れます。
・[レイヤー バージョン (オプション) ]:レイヤー ファイルのバージョンを指定します。デフォルトの [CURRENT] の場合は、現行と同じバージョンを意味します。
- [OK] ボタンで処理を開始します。
補足情報
関連する質問
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