FAQ
ポリゴンに重なるポリゴンの合計面積を計算したい

ナレッジ番号:3077 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/08/16

概要

大きいポリゴンに重なる小さいポリゴンの面積を算出することができます。
メッシュ内に存在するポリゴン フィーチャの合計面積を計算する方法も同様です。

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この手順内では [メッシュ] ポリゴン内にある [建物] ポリゴンの面積を計算します。

上図では 1 つの建物につき 1 つの面積値がある状態ですので、1 つの建物の一部だけが赤枠のメッシュ内に含まれる場合に、正しい合計面積を算出できません。メッシュ内に含まれる建物部分だけを対象として、正しく合計面積を算出するためには以下の手順を行ってください。

前準備

  • [コンテンツ] ウィンドウにて [建物] ポリゴンを右クリック → [プロパティ] → [ソース] タブで座標系を確認します。地理座標系になっている場合は、メートル単位の投影座標系に変換します。
    また、[メッシュ] ポリゴンも同様に地理座標系になっている場合は、投影座標系に変換します。

    - ArcToolbox → [データ管理 ツール] → [投影変換と座標変換] → [投影変換] ツール

  • [建物] ポリゴンはファイル ジオデータベース内に格納してください。
    ファイル ジオデータベースに格納しますと、属性テーブルに自動的に [Shape_Area] フィールドが作成され、面積が格納されます。

    新規ファイル ジオデータベースの作成方法はこちらをご参照ください。

手順

  1. [メッシュ] ポリゴンの枠線をライン データに変換します。

    ポリゴンの枠線からラインを作成するには?

  2. ラインで [建物] ポリゴンを分割します。

    ※ジオメトリ変換ツールをインストールされていない場合は、以下のページよりインストールしてください。
    ジオメトリ変換ツール for ArcGIS

    ジオメトリ変換ツールを起動し、[ポリゴンをラインで切断] ツールで以下のように設定します。

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    [入力ポリゴン] に [建物] ポリゴンを指定
    [入力ライン] に手順 1 で作成したライン データを指定
    [出力ファイル] に任意の出力場所を指定し [実行] ボタンをクリックします。

  3. [メッシュ] ポリゴンに重なる位置にある [建物] ポリゴン フィーチャを空間結合します。
    ArcToolbox → [解析 ツール] → [オーバーレイ] → [空間結合] を起動し、以下のように設定します。

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    [ターゲット フィーチャ] : [メッシュ] ポリゴンを指定します。
    [結合フィーチャ] : 手順 2 の出力結果を指定します。
    [出力フィーチャクラス] : 任意の出力場所を指定します。
    [結合フィーチャのフィールド マップ] : 建物面積が格納されている [Shape_Area_1] フィールドを右クリック → [マージ ルール] → [Sum] を指定します。
    [マッチ オプション] : CONTAINS や INTERSECT を指定します。各オプションの特徴は こちらをご参照ください

  4. 出力結果ポリゴンの属性テーブルを開き、合計面積の値を確認します。 面積単位は座標系の単位が適用されます。

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