FAQ
HTML ポップアップを使ってマップ上に写真を表示したい
ナレッジ番号:2926 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ArcMap のデータ ビューで HTML ポップアップに写真を表示する設定には 4 つの方法があり、用途に応じて選択できます。
※ HTML ポップアップはデータ ビューでのみ使用できます。レイアウト ビューで写真を表示する場合は [挿入] メニュー → [ピクチャ] をご利用ください。
手順
1. ポップアップに写真のみを表示したい場合
※写真のサイズは事前に調整しておいてください。ここでは C:\Folder1 に格納された写真「Flower.jpg」と「park.jpg」を表示します。
- コンテンツ ウィンドウにて、写真を関連付けたいデータ(ポリゴン・ライン・ポイント)を右クリック → [属性テーブルを開く] → [テーブル オプション] → [フィールドの追加] → [名前] に「path」と入力し、[タイプ] に「Text」を選択し、[OK] をクリックします。
- 編集を開始し、作成した path フィールドに写真のパスを入力します。
※相対パスは使用できませんので、絶対パスを書き込んでください。
※ネットワークパスも使用できます。 - コンテンツ ウィンドウにてデータを右クリック → [プロパティ] → [HTML ポップアップ] タブ → [ポップアップ ツールを使用してレイヤのコンテンツを表示] チェックボックスをオン → [URL として表示] を選択 → [フィールド] に「path」フィールドを指定します。
- [ツール] ツールバー → [HTML ポップアップ] ボタン をクリックし、マップ上のフィーチャをクリックすることで写真が表示されます。
2. ポップアップ テーブルに写真を埋め込みたい場合
※ ここでは C:\Folder1 に格納された写真「Flower.jpg」と「park.jpg」を表示します。
- コンテンツ ウィンドウにて、写真を関連付けたいデータ(ポリゴン・ライン・ポイント)を右クリック → [属性テーブルを開く] → [テーブル オプション] → [フィールドの追加] → [名前] に「path」と入力し、[タイプ] に「Text」を選択し、[OK] をクリックします。
- 編集を開始し、作成した path フィールドに、HTML 形式で写真のパスを入力します。
※相対パスは使用できませんので、絶対パスを書き込みます。(寸法は任意で変更してください。)
※<img src= …> を続けて記載すると、画像を複数枚表示することが可能になります。
- コンテンツ ウィンドウにてデータを右クリック → [プロパティ] → [HTML ポップアップ] タブ → [ポップアップ ツールを使用してレイヤのコンテンツを表示] チェックボックスをオン → [表示フィールドをテーブルとして表示] を選択します。
- [ツール] ツールバー → [HTML ポップアップ] ボタン をクリックし、マップ上のフィーチャをクリックすることで写真が表示されます。
3. 応用編
上記の「ポップアップ テーブルに写真を埋め込みたい場合」で写真のパスを準備手順を簡略化したい場合は、画像名の属性フィールドと xsl テンプレートを使ってポップアップ テーブルに画像を埋め込むこともできます。画像データが共有サーバにある場合にも便利な方法です。
※ ここでは C:\Folder1 に格納された写真「Flower.jpg」と「park.jpg」を表示します。
※写真ファイル名や格納フォルダのパスは半角英数字のみを使用します。- コンテンツ ウィンドウにて、写真を関連付けたいデータ(ポリゴン・ライン・ポイント)を右クリック → [属性テーブルを開く] → [テーブル オプション] → [フィールドの追加] → [名前] に「path」と入力し、[タイプ] に「Text」を選択し、[OK] をクリックします。
- 編集を開始し、作成した path フィールドに、画像名を入力します。
- popup.xls テンプレートが<ArcGIS for Desktop インストール フォルダ>\Styles\HTMLPopup(デフォルトでは C:\Program Files (x86)\ArcGIS\Desktop10.x\Styles\HTMLPopup または C:\Program Files\ArcGIS\Desktop10.x\Styles\HTMLPopup)にありますので、別の場所にコピーしてからメモ帳で開き、下図の赤枠内のコードを追加し、上書き保存します。
- ArcMap に戻り、 [レイヤ プロパティ] を開きます。[HTML ポップアップ] タブで [XSL テンプレートに基づいたページとして表示] を選択 → [読み込み] ドロップダウンから [XSL テンプレートの読み込み] を選択し、編集した [popup.xsl] を開きます。
- [ツール] ツールバー → [HTML ポップアップ] ボタン をクリックし、マップ上のフィーチャをクリックすることで写真が表示されます。
4. Standard 以上のライセンスをお持ちの場合
ジオタグ付き写真を表示する方法として [ジオタグ付き写真 → ポイント] ツール があります。シンプルな操作で HTML ポップアップで写真を表示することが可能です。
※ このツールは 10.1 以降から登場した機能です。Standard または Advanced のライセンスでご利用いただけます。(Basic ライセンスの場合は [写真をアタッチメントとして追加(オプション)] 機能が使用できません。)
- ArcToolbox → [データ管理 ツール] → [写真] → [ジオタグ付き写真 → ポイント] ツールを起動します。
- [入力フォルダ] に写真を格納しているフォルダを指定し、[出力フィーチャクラス] に出力場所を指定します。[写真をアタッチメントとして追加] チェックボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
- [ツール] ツールバー → [HTML ポップアップ] ボタン をクリックし、マップ上のフィーチャをクリックすることで写真が表示されます。
メタデータ
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