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ModelBuilder : リスト変数を使ってモデルで複数のデータを一括処理する方法

ナレッジ番号:2830 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

複数のデータに対して同じ処理を一括で行う方法に、リスト変数を使用したモデルがあります。リスト変数は、1つ以上の値を含む変数で、例えば入力フィーチャクラスの変数をリスト変数にすると複数の入力フィーチャクラスを処理するモデルを作成できます。

手順

例としてリスト変数を使用したクリップとバッファを作成します。

  1. ModelBuilder ウィンドウに、 [クリップ] ツールと [バッファ] ツールを追加し、 [接続] Image  をクリックし、[クリップ] ツールの「出力フィーチャクラス」変数をクリックし、次に [バッファ] ツールをクリックします。メニューが表示されるので、[入力フィーチャ] を選択します。 
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  2. [クリップ] ツールを右クリック → [変数の作成] → [パラメータから] → [入力フィーチャ] を選択します。
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  3. 「入力フィーチャ」変数が追加されるので、「入力フィーチャ」変数を右クリック → [プロパティ] → [一般] タブで [リスト値] をクリックし、OK をクリックします。
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  4.  「入力フィーチャ」と「出力フィーチャクラス」変数がリスト変数に設定されます。 
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  5. クリップ フィーチャを指定します。クリップする範囲のデータを ModelBuilder ウィンドウにドラッグ&ドロップします。 [接続]  (図1) をクリックし、範囲のデータをクリックし、次に [クリップ] ツールをクリックして表示されるメニューから、[クリップ フィーチャ] を選択します。  
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  6.  「バッファの距離」変数を追加します。[バッファ] ツールを右クリック → [変数の作成] → [パラメータから] → [バッファの距離] を選択します。 
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  7.  バッファの距離を入力フィーチャごとに設定するため、「バッファの距離」変数もリスト変数に設定します。「バッファの距離」変数を右クリック → [プロパティ] → [一般] タブで [リスト値] をクリックし、OK をクリックします。
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  8. 「バッファの距離」変数がリスト変数になります。 
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  9. 「入力フィーチャ」変数にデータを追加します。「入力フィーチャ」変数をダブルクリックして、バッチ グリッドを開きます。1行目を右クリック → [データの追加(複数)] を選択します。 
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  10. 入力するデータの格納場所に移動し、Ctrl キーを押しながら複数のデータを選択します。[追加] をクリックすると「入力フィーチャ」変数のダイアログにデータが追加されます。OK をクリックし、ダイアログを閉じます。 
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  11. 「バッファの距離」変数をダブルクリックして、バッチ グリッドを開きます。 
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  12. [行の追加]  Image をクリックし、各行にバッファの距離を入力します。1行目が道路、2 行目が鉄道のバッファの距離になります。距離の単位がメートルの場合は「Meters」、キロメートルの場合は「Kilometers」と数字の後に入力します。OK をクリックして、ダイアログを閉じます。
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  13. [バッファ] ツールの出力フィーチャクラスの名前や場所を変更したい場合は、「出力フィーチャクラス」変数をダブルクリックして、バッチ グリッドを開きます。行に直接、出力場所とフィーチャクラス名を入力します。または、行番号をダブルクリックして、各行のダイアログを開き、出力場所とフィーチャクラス名を指定し、OKをクリックしてダイアログを閉じます。 
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  14. 出力データを入力する際、インライン変数「%i%」を使用することによって、出力データのパスや名称でリスト番号を付与することができます。リスト番号とは、0 からはじまる処理回数を表す番号です。
    出力データを入力する際に、Excel から値を貼り付けたり、[テーブルから値を挿入] を行うことはできません。

補足情報

ModelBuilder に関するお問い合わせにつきましては、「関連する質問」の「標準サポート サービスにおけるお問い合わせに関する留意事項」をご確認ください。

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