FAQ
画像をコンポジット バンド(レイヤ スタック)する方法
ナレッジ番号:2812 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
衛星画像には各バンドのレイヤが、それぞれ画像ファイル (例: band1.tif band2.tif band3.tif) に、格納されているものがあります。この衛星画像をカラー合成するためには、各バンドをスタックして1つの画像ファイル(例: allbands.tif)に格納してバンドにカラー(RGB)を割り当てる必要があります。
カラー合成した衛星画像(Landsat 8)
画像(DEM)をコンポジット バンド(レイヤ スタック)するには、画像解析ウィンドウを利用する方法と、[コンポジット バンド] ツールを利用する方法(どちらもエクステンションは必要ありません)があります。ジオプロセシング ツールを利用する方法
ArcGIS Desktop
・ArcToolbox → [データ管理] ツール → [ラスタ] → [ラスタ プロセシング] → [コンポジット バンド (Composite Bands)] ツール を利用します。
ArcGIS Pro
- ArcGIS Pro → [解析] → [ジオプロセシング] メニュー → [ツール] ボタンをクリックします。
- [ジオプロセシング] ウィンドウが表示されます。
・[ツールボックス] → [データ管理] ツール → [ラスター] → [ラスター プロセシング] → [コンポジット バンド (Composite Bands)] ツール を起動します。
ArcGIS Pro ArcGIS Desktop
ArcGIS Pro ラスター関数を利用する方法
- ArcGIS Pro に各シングルバンド ラスターデータを追加します。
- ArcGIS Pro → [画像] タブ → [解析] グループ → [ラスター関数] ボタンをクリックします。
- [ラスター関数] ウィンドウ → [システム]項目 → [データ管理] → [コンポジット バンド] ボタンをクリックします。
- コンポジットしたいシングルバンド ラスターデータを複数追加して、[新しいレイヤーの作成] ボタンをクリックします。
ArcGIS Desktop 画像解析ウィンドウを利用する方法
ArcMap に1~7バンド (レイヤ名の末尾がB1~B7のTIF画像) を表示します。[コンテンツ ウィンドウ] に1~7バンドが昇順に追加されていることを確認します。
- ArcMap [ウィンドウ] メニュー → [画像解析] を選択し、[画像解析] ウィンドウを表示します。
- [画像解析] ウィンドウのレイヤのリスト上にてラスタ レイヤをクリックして選択します。選択されたレイヤがハイライト表示されます。
[Ctrl] キーを押しながらラスタ レイヤを選択します。[Shift] キーを押しながらであればラスタ レイヤ を一括で選択することができます。
- [画像解析] ウィンドウ [処理] 欄にある [コンポジット バンド] ボタンをクリックしてラスタ レイヤを結合して、マルチバンドの衛星画像を作成します。
- ArcMap にマルチバンドの衛星画像が表示されます。
[コンテンツ ウィンドウ] でマルチバンドの衛星画像のカラー合成を「Red:Band_4、Green:Band_3、Blue:Band_2」の構成に設定すると、人間の目で実際に見たような、もっとも自然の色合いに近い表現となります。
- マルチバンドの衛星画像は仮想的に生成されたものになります。[エクスポート] をクリックしてディスク上の画像データとして出力することができます。
[ラスタデータのエクスポート] ダイアログで出力先の設定を行います。
[場所] の参照ボタンをクリックし、ファイルの格納先のフォルダを指定します。
[名前] テキストボックスに任意のファイル名を入力し、[形式] ドロップダウンリストで任意のファイル形式を選択し、[保存] をクリックします。
ArcGIS 9.x をご利用の方は こちらの FAQ のツールを利用してコンポジット バンド処理を行うことができます。
- ArcGIS Pro → [解析] → [ジオプロセシング] メニュー → [ツール] ボタンをクリックします。
メタデータ
機能
種類
製品
バージョン