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フィールド演算を使用してランダムな数値を入力する方法

ナレッジ番号:2588 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

説明

ArcMap の「フィールド演算」はフィーチャの属性値を入力するための便利な機能です。複数のフィーチャに一括で属性値の入力ができ、スクリプトを使用した高度な演算も行うことができます。

ここでは、フィールド演算で Python  スクリプトを使用して、数値型のフィールドにランダムな数(整数または浮動小数点数)を入力する方法を紹介します。

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指定範囲内のランダムな整数を入力する方法

  1. ArcMap でフィーチャ レイヤーの属性テーブルを開きます。 
  2. 属性を編集したいフィーチャを選択状態にしてから、入力対象のフィールド名を右クリックして [フィールド演算] をクリックします。 
  3. [フィールド演算] ダイアログが表示されたら、[形式] として [Python] を選択します。 
  4. [コードブロックを表示] のチェックボックスにチェックを入れます。 
  5. 次の例のように入力します。
    ※ この例では 1 以上 51 未満の範囲からランダムな整数を返します。
    [Pre-Logic Script Code:]
    import numpy.random
    
    def getRandomIntValue():
      return numpy.random.randint(1, 51)
    
    フィールドの値として入力する式
    getRandomIntValue()
    
     
    Image
     
  6. [OK] をクリックしてフィールド演算を実行します。
     

0 以上 1 未満の範囲のランダムな浮動小数点数を入力する方法

  1. ArcMap でフィーチャ レイヤーの属性テーブルを開きます。 
  2. 属性を編集したいフィーチャを選択状態にしてから、フィールド名を右クリックして [フィールド演算] をクリックします。 
  3. [フィールド演算] ダイアログが表示されたら、[形式] として [Python] を選択します。 
  4. [コードブロックを表示] のチェックボックスにチェックを入れます。 
  5. 次のように入力します。
     
    [Pre-Logic Script Code:]
    import numpy.random
    
    def getRandomValue():
      return numpy.random.random()
    
    フィールドの値として入力する式
    getRandomValue()
    
     
  6. [OK] をクリックしてフィールド演算を実行します。
     

注意

  • Python スクリプトでは、行のインデント(行頭のスペースの数)が意味を持ちます。注意して入力してください。
  • [フィールド演算] ダイアログにコピー&ペーストで入力する場合は、フィールドの値として入力する式の後に改行を入力しないようにご注意ください。

関連情報

   フィールド演算の条件式を再利用する方法

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