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ラスター カタログの作成方法

ナレッジ番号:1026 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/08/16

説明

「ラスター カタログ」 とは、デジタル標高モデル (DEM)、イメージなどのラスター データセットのコンテナです。
複数の画像データを座標情報を基にタイル状にはめ込んで、あたかも一つのレイヤーであるかのように扱うことができます。

ラスター カタログは、ジオデータベース内でユニークなオブジェクトとして作成するか、テーブルを使用して定義することができます。
ジオデータベース ラスター カタログとテーブル ベースのラスター カタログでは、コンテンツの表示方法が異なります。

ラスター カタログでは、以下のような利点があります。

  • 複数の画像ファイルを 1 レイヤーとして一括して表示制御できる
  • ビューの表示範囲外の画像にはアクセスしないので、表示を高速化できる
    ※データ表示範囲を多くの画像で埋める場合には、特に有効です。

ラスター カタログの作成方法

  1. ラスター カタログを格納するジオデータベースを準備します。
    ファイル ジオデータベースを新規作成される場合は、こちら をご参照ください。
  2. 作成したジオデータベースを右クリックし、[新規作成] → [ラスター カタログ] をクリックします。
  3. [ラスター カタログの作成] ダイアログが表示されますので、[出力場所] に保存するジオデータベース名を、[ラスター カタログ名] にラスターカタログ名を入力します。
    必要に応じて、[ラスター カラムの座標系] や [ジオメトリ カラムに対する座標系] を入力します。

    (ご参考)

    [ラスター カラムの座標系] :ラスター列の空間参照はデータの読み込みの間に、次の目的のために使用されます。
    • 未知の空間参照を持つラスター データセットのデフォルトの空間参照として
    • ラスター列とは異なる空間参照を持つラスター データセットを投影することを選択した場合の、ターゲットの空間参照として

    [ジオメトリ カラムに対する座標系] :ジオメトリ列の空間参照は、ラスター データセットのフットプリントの空間参照を指定します。

  4. [ラスター マネジメント タイプ] の部分で [MANAGED] または [UNMANAGED] を選択します。

    [MANAGED] を選択して作成した場合は、カタログを構成するラスター データがジオデータベースに読み込まれ格納されます。

    [UNMANAGED] の場合は、ジオデータベースには格納されず、ラスター データへのパスが保存されます。
    (ラスター データは格納されませんので、参照しているラスター データが移動すると、ラスター カタログでデータを表示することができなくなります。)

  5. [OK] をクリックします。
  6. 作成したラスター カタログを右クリックし、[読み込み] → [ラスター データセットの読み込み] をクリックします。

    ※読み込むラスター データが同じフォルダにある場合は、[読み込み] → [ワークスペースの読み込み] からフォルダーを指定します。

    [入力ラスター] 部分でラスターデータを指定し、[出力ジオデータベース] にカタログを格納するジオデータベースを指定し、[OK] をクリックしラスターデータを読み込みます。
    ([MANAGED] を選択して作成した場合は、ラスターデータをジオデータベース内にコピーするため、データ量に応じて多少の時間がかかります)

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