FAQ
ArcGIS Pro: 他のレイヤーと比べて "400m~500m" ずれる
ナレッジ番号:6068 | 登録日:2026/01/06 | 更新日:2026/06/09
はじめに
マップにデータを追加した際に、データの位置がずれており、他のデータと重ならない場合は、マップの座標系やデータに定義された座標系の違いなど様々な要因が考えられます。
まずは設定を確認し原因を切り分ける必要があります。現象
- ほぼ正しく重なっているように見えるが、拡大すると斜めにずれている。
- "400m ~ 500m" くらいずれている。
原因
このような状況が発生する場合は、地理座標系(投影座標系内の地理座標系)に関連した問題が考えられます。
- 地理座標系変換によるリアルタイム投影変換を行っていない。
- 地理座標系変換を行わずに投影変換を行った。 [投影変換] ツールではなく、 [投影法の定義] ツールでデータに設定されている座標系を変更した。
※"400m ~ 500m" くらいずれている場合は、日本測地系(Tokyo)と世界測地系(日本測地系2000(JGD2000), 日本測地系2011(JGD2011)、日本測地系2024(JGD2024))の地理座標系(測地系)が異なる(地球上の位置を計算する基準が異なる)ために起こります。
対処方法
まず最初に、マップの座標系とレイヤーの座標系を確認します。
マップの座標系と、位置がずれるデータに設定されている座標系が異なる場合
- [コンテンツ] ウィンドウで [マップ] を右クリック → [プロパティ] からマップ プロパティを開きます。
- マップ プロパティ上の [座標変換] タブ → [変換パス] を確認します。
ArcGIS Pro は自動で利用可能な地理座標系変換パラメーターを設定していますが、必ずしもご利用データにとって正しい地理座標系変換パラメーターが設定されるわけではありません。正しい変換パラメーターが指定されていない場合は、ユーザーが手動で変更する必要があります。
指定する地理座標系変換パラメーターについては、以下をご参照ください。
FAQ: 日本測地系のデータを世界測地系に変換する際のパラメーターの選び方
FAQ: WGS1984に関連する地理座標系変換について
マップの座標系と、位置がずれるデータに設定されている座標系が同じ場合
[投影変換] ツールで地理座標系変換を行わずに変換を行ったか、 [投影変換] ツールではなく、 [投影法の定義] ツールでデータに設定されている座標系を変更した可能性が考えられます。
[投影変換] ツールで地理座標系変換を行わずに変換を行った場合は、変換前の元データに対して、 地理座標系変換設定したうえで再度投影変換をやり直してください。
※以下は日本測地系(Tokyo)から世界測地系(日本測地系2011(JGD2011))へ変換した場合の例です。
[投影変換] ツールではなく、 [投影法の定義] ツールでデータに設定されている座標系を変更した場合は以下の操作を行います。- [解析] タブ → [ツール] をクリック → ジオプロセシング ウィンドウが開きましたら [投影法の定義] ツールを検索 → 変更前の座標系を定義しなおします。(データが作成された際に使用された座標系を定義する必要があります。元々の座標系が分らない場合は、データの入手元に確認してください。)
- [投影法の定義] を行ったことで、マップ上の正しい位置にデータが表示されたことを確認します。
- ジオプロセシング ウィンドウで [投影変換] ツールを検索し、変換したい座標系に変換します。
参考情報
メタデータ
種類
機能
製品