FAQ
変換ツール (国内データ) for ArcGIS Pro で「XML ファイル内に有効な地物あるいは測地系情報が存在しません。」という警告が表示される

ナレッジ番号:5985 | 作成日:2025/08/22

はじめに

変換ツール (国内データ) for ArcGIS Pro バージョン 1.4 の [基盤地図情報のインポート] ツールにおいて JGD2024 の座標系を持つ基盤地図情報のデータを [JGD2011] に設定して処理を実行した際に、「XML ファイル内に有効な地物あるいは測地系情報が存在しません。」というメッセージが表示され、処理が正常に行われません。これは、ArcGIS Pro 3.5 までのバージョン、および変換ツールが JGD2024 が対応していないためです。この問題に対処するには、以下の方法を操作してください。


変換ツール (国内データ) for ArcGIS Pro バージョン 1.4 以前のアドインツールでデータを取り込む方法

.xml ファイル内の「jgd2024」の座標系の文字列を「jgd2011」に書き換えた上で、[基盤地図情報のインポート] ツールを実行します。

Python で処理する場合は、以下コード例をご参照ください。

import os

file_path = r"C:\Users\Desktop\FG-GML-473044-BldA-20250701-0001.xml" //XM Lファイル

if os.path.exists(file_path):
    with open(file_path, 'r' , encoding='utf-8') as file:
        content = file.read()
    updated_content = content.replace('jgd2024', 'jgd2011')
    with open(file_path, 'w', encoding='utf-8') as file:
        file.write(updated_content)
    print("置換が完了しました。")
else:
    print("ファイルが見つかりません。")

28925929
置換が完了しました。

具体的には以下の箇所を書き換えています。



変換ツール (国内データ) for ArcGIS Pro バージョン 1.5 でデータを取り込む方法

ArcGIS Pro 3.5 も JGD2024 は未対応のため、アドイン ツール (バージョン 1.5) では、[基盤地図情報のインポート] ツールを実行すると、データが JGD2011 として定義された状態で出力します (進行状況にその旨が表示されます)。

JGD 2024 に変換する方法

JGD2011 として定義されたデータを JGD2024 として再定義するには、以下の記事を参考に操作してください。

ArcGISブログ 「ArcGIS における「日本測地系2024 (JGD2024)」への対応について」水平座標系の変換

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