FAQ
ストーリー マップ (Classic) のリタイア管理に関する情報
ナレッジ番号:5910 | 登録日:2025/04/04 | 更新日:2025/04/08
はじめに
ストーリー マップ (Classic) は、ArcGIS Online では 2026 年第 1 四半期にリタイアとなります。また、ArcGIS Enterprise では 11.0 のリリースにあわせてすでにリタイアとなりました。最新のお知らせは「ストーリー マップ (Classic) のリタイアに向けたロードマップ」をご参照ください。ストーリー マップ (Classic) のリタイアに向けて取るべき対応
ストーリー マップ (Classic) のリタイアに備えて、以下の 3 ステップを実行することをおすすめします。1. 特定と評価
組織内のすべてのクラシック ストーリーを特定し、それらを次の2つのカテゴリに分類します。- まだ価値があるもの
- もはや価値がないもの
2. 計画と優先順位付け
各クラシック ストーリーに対して何をすべきか計画します。まだ価値があるストーリーを見比べ、ArcGIS StoryMaps や他の ArcGIS アプリケーションを使用して、優先的に再作成すべきものを見つけ、順位付けします。また、再作成するかどうかに関わらず、クラシック ストーリーのアーカイブを作成することもあわせて検討します。3. 計画の実行
計画に従ってクラシック ストーリーを再作成またはアーカイブして保存します。ストーリー マップの保存と再現
ストーリー マップ (Classic) で作成したストーリーを保存する方法
ストーリーをアーカイブ版にして保存する方法はいくつかあります。- 注釈付きのスクリーンショットを取得する
- ナレーション付きのビデオを作成する
- 印刷機能を使用して、紙面や PDF にエクスポートする
- ArcGIS Assistant または ArcGIS API for Python を使用し、ストーリー コンテンツをダウンロードする
どの方法を選択するかは、ストーリーの長さや重要性、組織の要件などに応じて検討します。ストーリー マップ (Classic) で作成したストーリーを再現する方法
ストーリー マップ (Classic) で作成したストーリーは最新のストーリーテリング アプリケーションである ArcGIS StoryMaps や他の ArcGIS アプリケーションを使用して、再現することができます。ArcGIS StoryMaps の機能については、製品ページと「ArcGIS StoryMaps とは」ストーリーをご参照ください。また、ストーリーを再現する方法の詳細については「ストーリー マップ (Classic) のサポート ライフサイクルに関するお知らせ」と「Managing the classic Esri Story Maps retirement in your organization」(英語ブログ) をご参照ください。その他のヒントとリソース
ストーリー マップ (Classic) で作成されたストーリーと ArcGIS StoryMaps で作成されたストーリーを見分ける方法
それぞれのストーリーテリング ツールで作成されたストーリーは、ストーリーのアイテム タイプ (ArcGIS のアイテム詳細ページ) や URL を確認することで、判別できます。クラシック ストーリーは、ArcGIS に Web Mapping Application アイテムとして保存されています。これらの URL には「/apps/」と使用されたクラシック テンプレートの名前が含まれており、以下のような構成になっています。- https://www.arcgis.com/apps/Casacde/index.html?appid=...
- https://www.arcgis.com/apps/MapJournal/index.html?appid=...
- https://www.arcgis.com/apps/MapSeries/index.html?appid=...
- https://storymaps.arcgis.com/stories/...
ArcGIS Online でクラシック ストーリーを見つける方法
アカウントや組織内のすべてのクラシック ストーリーを見つけたい場合は、ArcGIS Online 組織サイトの [コンテンツ] ページで以下のように入力して検索します。
- type:"Web Mapping Application" AND typekeywords:"Story Map"
特定のクラシック テンプレートで作成されたストーリーを見つけたい場合は、テンプレート名を検索に追加します。
- type:"Web Mapping Application" AND typekeywords:"Story Map","Cascade"
個々のアプリ名のキーワード (スペースなし) は以下の通りです。
- Story Map Cascade: Cascade
- Story Map Journal: MapJournal
- Story Map Series: MapSeries
- Story Map Tour: MapTour
- Story Map Shortlist: Shortlist
- Story Map Swipe SwipeSpyglass
ストーリー マップ (Classic) で作成されたストーリーはリタイア後も確認できますか?
はい。クラシック アプリ コードの独自のコピーをホストすることで実現できます。Web ホスティング環境が必要になりますが、ローカル Web サーバーをセットアップしてコンピューター上でアプリを実行することもできます。詳細については、「How to view your classic Esri Story Maps after retirement」をご参照ください。
※この記事は、米国 Esri 社のブログ「Managing the classic Esri Story Maps retirement in your organization」を参考に、ESRIジャパン株式会社にて翻訳、加筆した記事です。
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