FAQ
複数の ESRI顧客 ID を統合できますか?

ナレッジ番号:5655 | 登録日:2023/11/24 | 更新日:2024/03/22

概要

ArcGIS 製品ご購入いただくと、1 つの組織 (●●大学、△△株式会社) につき一意の “ ESRI 顧客 ID “ が付与されます。ESRI 顧客 ID ごとに 組織の所有されている ArcGIS Desktop ライセンス や Enterprise ライセンスが管理されます。ご契約内容によっては同じ組織(会社、大学等の組織) おいても異なる ESRI 顧客 ID を持つ場合は、お問い合わせいただければ ESRI 顧客 ID( または ArcGIS Online 組織サイト) の統合をすることができます。

ただし、複数の ArcGIS Online 組織サブスクリプションごとの アイテムやメンバーを引き継げないため、基本的に ESRI顧客 ID の統合はお勧めしておりません。ESRIID 統合は最終的な判断のもと、統合を行う前に以下注意深く検討いただいたうえで手続きを行ってください。

ArcGIS Online 組織サイトの統合について

ArcGIS Online 組織向けプランをご契約いただくと、1 つの ESRI 顧客 ID の組織に対して1つの ArcGIS Online 組織サイト(サブスクリプション) が用意されます。ESRI 顧客 ID を統合すると、複数あるサブスクリプションの内 1 つの ArcGIS Online 組織サイト (サブスクリプション番号) も統合されます。

サブスクリプション有効期日は統合先のサブスクリプション番号になり、サブスクリプションを更新しない方の統合元の組織サイトは停止されます。

◇ESRI 顧客 ID(ArcGIS Onlineサイト )統合の前に行っていただくこと

以下、複数の ArcGIS Online のサブスクリプションを統合前に必ずご検討ください。

・アイテムについて

ArcGIS Online 組織(サブスクリプション) を統合しても、アイテム自体は統合させません。ArcGIS Online 統合元の アイテムを一旦ダウンロードし、統合先の ArcGIS Online 組織サイトにアップロードする必要がございます。 下記アイテム タイプ別ご説明します。


  • ホスト フィーチャレイヤー:シェープファイル、KML、ファイルジオデータベース等の別データフォーマットにエクスポートします。新しい組織サイトには、新しい組織サイトのユーザーは、シェープファイル等からホストフィーチャレイヤーとして再度公開します。

  • ホスト タイル レイヤー、ホスト シーンレイヤー:別のデータ形式としてエクスポートできません。

  • Web マップ:別のデータ形式としてエクスポートできません。再度新しい組織サイトで作成ください。

  • Web アプリケーション(Web Experience、Web Mapping Application、Dashboard など):Experience Builder や Web AppBuilder、Dashboard等で作成されたWeb アプリケーションは、エクスポートできません。再度新しい組織サイトで作成ください。

  • Service definition ファイル:ArcGIS Pro からホスト フィーチャサービスを公開すると生成されるファイルです。SD ファイルとしてダウンロードできます。別組織サイトにアップロードし、公開すると、ホストフィーチャレイヤーとして公開できます。

  • その他 (テキストファイル、zip 形式のシェープファイルやシーンレイヤーパッケージ等):ダウンロードできます。

ArcGIS Python API や ArcGIS Online Assistant を使用して、組織間のアイテムをコピーする方法もございます。ただし、サポート対象外であるため、問題なくコピーできたかどうかは弊社では一切責任は負えません。ご了承いただいた上で、ご検討ください。

ArcGIS API for Python : コンテンツを他の組織にコピーする


・メンバーについて

ArcGIS Online 組織(サブスクリプション) を統合しても、メンバーは統合させません。統合前に、旧組織サイトからメンバーを削除し、統合後の ArcGIS Online 組織サイトには、新規にメンバーとして追加します。


よくあるご質問

・統合元の ArcGIS Online サブスクリプションが停止後に、統合元の 組織サイトに残されたアイテムをダウンロードできますか?

サブスクリプション停止後に統合元の ArcGIS Online 組織サイトにはサイン インできなくなるため、アイテムをダウンロードしたりアクセスすることができなくなります。

必ず、事前に統合元の ArcGIS Online 組織サイト(サブスクリプション)上で組織のメンバーが、アイテム(ホスト フィーチャレイヤー等)をダウンロードし、バックアップを取っておいてください。


・統合元の ArcGIS Online 組織サイトで利用していたアカウントをそのまま統合先の組織サイトでも利用できますか?

統合元のアカウントは、統合先に組織サイトに引き継がれません。統合元の ArcGIS Online 組織サイト上で アカウントを削除していただき、統合先の ArcGIS Online 組織サイトの管理者はアカウントを招待します。

統合先の組織サイトで新規にアカウントを用意したい場合は、統合元の ArcGIS Online 組織サイトで 組織の管理者は、[Esri アクセスの無効化] を設定※し、完全にアカウントを削除します。統合先の組織サイトでは新規にアカウントを作成し、新規メンバーを招待する必要があります。

統合先の組織サイトでも統合前のアカウントを利用したい場合は、統合元の ArcGIS Online 組織サイトで 組織の管理者は、[Esri アクセスの有効化] を設定※し、アカウントを削除します。統合元の ArcGIS Online 組織サイトから削除しても、無償の個人向けアカウントとして Esri アカウントが残ります。統合先の管理者は、メンバーが任意のアカウントを使用して加入するよう招待します。招待メールを受信したユーザーは、無償の個人向けアカウントを組織アカウントに変換することで、同じアカウント名で引き続きご利用いただけます。


※Esri アクセス有効化/無効化は、ArcGIS Online の組織の管理者が以下の手順でおこないます。[Esri アクセス有効化] されているアカウントは、Esri 社が提供している Esri のリソース(My Esri にアクセスしたり、 Esri Coummunityなどサインインしてご利用いただけます。


  1. ArcGIS Online 組織サイトにArcGIS Online の組織の管理者がイン インします。
  2. [組織] → [メンバー] → メンバーの名前の一番右側の […] をクリック → [Esri アクセスの有効化] または [Esri アクセスの無効化] を選択します。

メタデータ

機能

種類

製品