お知らせ
ArcGIS Online:新しい SAML 署名および暗号化証明書のお知らせ
ナレッジ番号:5624 | 作成日:2025/08/21
※本内容は、ArcGIS Online で SAML ログインを構成しており、高度な設定で「署名付きリクエストの有効化」または「暗号化アサーションの許可」を有効にしている方のみ対象です。自組織が対象かどうかを判断する方法については FAQ をご参照ください。
概要
SAML セキュリティのベスト プラクティスにある「署名付きリクエストの有効化」または「暗号化アサーション」を有効にしている ArcGIS Online 組織の管理者は、2025 年 9 月 19 日までに新しい ArcGIS Online サービス プロバイダーのメタデータ ファイルと証明書を取得し、SAML ID プロバイダー (例:Microsoft Entra エンタープライズ アプリケーションの SAML トークン暗号化) と関連付ける必要があります。この期限を過ぎると、エンタープライズ (SAML) アカウントで ArcGIS Online にサインインできなくなります。
手順
ステップ 1 – ArcGIS Online から更新されたメタデータ ファイルをダウンロードする
- 管理者として www.arcgis.com にログインします。
- [組織] → [設定] → [セキュリティ] の順にクリックします。
- [ログイン] → [SAML ログイン] までスクロールし、[サービス プロバイダーのメタデータのダウンロード] (下図参照) をクリックします。この操作によって、SAML ID プロバイダーにアップロードするメタデータ ファイル (更新された証明書が含まれる) がダウンロードされます。
ステップ 2 – メタデータ ファイルを SAML IDP にアップロードする
- SAML ID プロバイダーのエンタープライズ アプリケーション構成で、ArcGIS Online 組織のエントリに移動します。
- ArcGIS Online からダウンロードした更新メタデータ ファイルを SAML IDP にアップロードします。サービス プロバイダー メタデータ XML を IDP に登録する方法に関する IDP 固有の手順については、ArcGIS Online の SAML IDP ガイダンスをご参照ください。
ほとんどの組織は以上の操作で完了です。
オプション
※以降のステップ 3 および 4 はオプションのステップであり、SAML ログイン構成内で「暗号化アサーションの許可」を有効にしている ArcGIS Online 組織にのみ必要です。
ステップ 3 – ArcGIS Online メタデータ ファイルから証明書を抽出する
- <X509Certificate> と </X509Certificate> タグ間の文字をコピーして、データを空のファイルに貼り付け、拡張子を .cer として保存することで、metadata.xml ファイル内の証明書を抽出して検証します。
ステップ 4 – ID プロバイダー内のトークン暗号化証明書を更新する
- SAML ID プロバイダーのエンタープライズ アプリケーション構成で、ArcGIS Online 組織のエントリに移動します。
- 抽出した証明書を ArcGIS Online SAML アプリケーションの「暗号化」機能にアップロードします。 このワークフローの具体的な手順については、SAML ID プロバイダーのドキュメントをご参照ください。
詳細は、米国 Esri 社のブログ「Action Required: ArcGIS Online SAML Customers」をご参照ください。