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シンボル・オブジェクトの作成方法

ナレッジ番号:5490 | 登録日:2023/07/27 | 更新日:2024/11/21

【概要】

ポイントのジオメトリSimpleMarkerSymbolを作成方法を示します。

※シンボル・オブジェクトはArcObjectsのDisplay OMD(オブジェクト・モデル・ダイアグラム:ArcObjectsのクラス間の関係を示すもの)に含まれます。その中でシンボルは描画する図形の形状に合わせ主に3種類に分けられます。ポイント用のマーカー・シンボル、ポリライン用のライン・シンボル、ポリゴン用のフィル・シンボルになります。各シンボルは以下のようにさらに細かく分類されています。詳細はExploring ArcObjects第5章をご参照ください。

・マーカー・シンボル(MarkerSymbol)
 SimpleMarkerSymbol →■×◆○+の5つ
 ArrowMarkerSymbol →矢印用
 CharacterMarkerSymbol →地図記号用
 PictureMarkerSymbol →BMPなどの画像用
 MultiLayerMarkerSymbol →複数のマーカー・シンボルの組み合わせ

・ライン・シンボル(LineSymbol)
 SimpleLineSymbol →シンプル・ライン用
 CartographicLineSymbol →複雑なライン用
 PictureLineSymbol →BMPなどの画像用
 HashLineSymbol →線路などを表現するための縦線の連続
 MarkerLineSymbol →マーカー・シンボルのつなぎ合わせ
 MultiLineSymbol →複数のライン・シンボルの組み合わせ

・フィル・シンボル(FillSymbol)
 SimpleFillSymbol →単色の塗りつぶし
 MarkerFillSymbol →マーカー・シンボルでの塗りつぶし
 LineFillSymbol →ライン・シンボルでの塗りつぶし
 DotDensityFillSymbol →点での塗りつぶし
 PictureFillSymbol →BMPなどの画像での塗りつぶし
 GradientFillSymbol →グラデーションの塗りつぶし
 MultiLayerFillSymbol →複数のフィル・シンボルを組み合わせた塗りつぶし


【手順】
  1. シンプルマーカー・シンボルの作成します。

    Dim pSimMarkSymbol As ISimpleMarkerSymbol
    Set pSimMarkSymbol = New SimpleMarkerSymbol


  2. シンボルのスタイルとサイズの設定します。

    pSimMarkSymbol.Style = esriSMSDiamond ’ダイヤモンドの定数
    pSimMarkSymbol.Size = 15


  3. VBのRGB関数を使用して赤色のオブジェクトを作成します。

    Dim pColor As IRgbColor
    Set pColor = New RgbColor
    pColor.RGB = RGB(255, 0, 0)


  4. シンボルに色を設定します。

    pSimMarkSymbol.Color = pColor

※上記で設定した項目の他にシンボル用のインタフェースには角度、アウトラインなどを変更するためのプロパティも用意されています。

メタデータ

機能

種類

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