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オリジナルで作成したロゴやビットマップ形式のロゴをEMF形式に変換してArcMapのレイアウトで使用するには
ナレッジ番号:5248 | 登録日:2023/07/26 | 更新日:2024/11/21
説明
オリジナルで作成したロゴやビットマップ形式のロゴをArcMapで使用するには、EMF 形式に変換をする方法が最善の方法となります。以下の手順で、お持ちのロゴを EMF 形式に変換します。
オリジナルのロゴをEMFに変換するには、ロゴを作成するのに使用したグラフィックソフトでEMF 形式に変換します。Adobe Illustratorを使用してロゴを作成した場合
この場合には、Adobe Illustrator がインストールされているPCにおいてEMFへ変換してください。
なおロゴの作成に使用されているのがMacintoshのOSの場合、WindowsのファイルフォーマットであるEMFに変換すると画質が粗くなることがあります。オリジナルで作成したベクタ形式のロゴがPostScript形式の場合
作成されたロゴが PostScript 形式の場合に、Adobe Illustrator やグラフィックソフトで PostScript からEMF形式に変更できない場合には、フリーのソフトウェアであるpstoeditの使用をお試し下さい。
pstoeditについては、関連トピックのリンクをご参考ください。ベクタ形式のロゴがなく、ラスタ形式のロゴしかない場合
複数のフリーソフトウェア等でラスタ形式からベクタ形式の変換ができるものや、ラスタ形式データをトレースしてベクタ形式データを作成できるソフトウェアあります。代表的なものとして、Potrace、Autotrace、KVEC などがありますので、これらのソフトの使用をお試しください。
Potrace は無償のソフトウェアですが、1ビットもしくは二値(白黒)の画像のみをトレースできます。
KVECはシェアウェアのアプリケーションとなります。Autotrace はカラーの BMP形式の画像をトレースできます。ラスタ形式(BMP形式)のデータをベクタ形式に変換できない場合
ビットマップデータをベクタデータに変換する手段がなく、ビットマップの背景を無色にしたい場合には、 ビットマップマーカーメソッドをお試しください。
手順
- Adobe Photoshop などのグラフィック編集ソフトで背景の無色にしたい部分をMap上で使用されていない色( キーカラー)で埋めます。
例えば明るいマゼンタなどの色を選びます。これにより、ロゴで白色不透明で表示される箇所を不透明な状態として維持することが可能です。 - キーカラーのRGB値を後の手順で使用するために、記録しておきます。
- 画像をBMP形式で新規保存します。
- ArcMapを起動し、図形描画ツールの新規マーカーツールを使用して、マーカーをArcMapに追加します。
- 追加したマーカーをダブルクリックして、[プロパティ]をクリック、 [シンボルの変更] をクリックします。
- [プロパティ]をクリックしピクチャマーカーシンボルをドロップダウンリストから選択します。
- 作成したBMPのロゴを選択し、[OK]をクリックします。
- 手順2で記録しておいた RGB 値をカラーピッカーよりキーカラーに指定します。
- マーカーの大きさを必要に応じて調整し、ダイアログボックスで表示される [OK]をクリックし、 すべてのダイアログを閉じます。
なお、ピクチャマーカーシンボルは出力時の画像の解像度などの設定に依存しますので、印刷した場合やエクスポートした場合には、画像の表示が劣化して表示されることもあります。
- Adobe Photoshop などのグラフィック編集ソフトで背景の無色にしたい部分をMap上で使用されていない色( キーカラー)で埋めます。
メタデータ
機能
種類
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