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ArcGIS API for Python : ArcGIS Online の ノートブック の利用方法とArcGIS API for Python の基本操作

ナレッジ番号:3450 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

ArcGIS Online のノートブックの利用方法と、ノートブックにおける ArcGIS API for Python の基本操作についてご紹介いたします。

操作一覧

ノートブックを作成する

ArcGIS Online の組織サイトにログインした後、ページ上部にある [ノートブック] をクリックします。

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ページ右上部にある [新しいノートブック] をクリックし、[Standard] をクリックしてノートブックを開きます。
※ [詳細設定]、[Advanced with GPUサポート] についてはクレジットを消費します。詳細はノートブックのランタイムの指定をご確認ください。

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ノートブックが開いた後、ページ右上部にある [保存] - [名前をつけて保存]をクリックします。ノートブックのメタデータを入力した後、[ノートブックの保存] をクリックすることで保存ができます。

GIS に接続する

GIS への接続には、arcgis.gis モジュールから GIS をインポートした後、GIS インスタンスを生成します。生成時は ArcGIS Online の URL とユーザ名、パスワードが必要となります。

# arcgis.gis モジュールより GIS をインポート
from arcgis.gis import GIS
# ユーザー名を入力
username = input('ユーザー名を入力してください。')
# GIS に接続 (パスワードは Run 後に入力)
gis = GIS('https://www.arcgis.com',username)
# 接続を確認
gis

「gis = GIS("URL","ユーザー名","パスワード")」のようにパスワードを含めた形式で記述することもできますが、上記の通り記述をすることで、パスワードをスクリプトに記述することなく実行ができます。

スクリプトの実行は、スクリプトを記述したセルをクリックした状態で [? Run] をクリックすることで実行ができます。実行するとパスワードを確認されるため、パスワードを入力します。エラーが出力されず、出力結果に「GIS @ "URL"」と表示されていれば接続成功です。

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データを検索する

GIS に接続後、様々な処理を実行するにあたって、処理対象となるユーザーやアイテム(フィーチャ レイヤー、WebMap、その他ファイルなど)を検索する必要があります。ユーザーの検索には、gis オブジェクトの users プロパティを使用し、UserManager クラスのインスタンスを生成した後、get() メソッドや search() メソッドを使用して検索を行います。アイテムの検索には、gis オブジェクトの content プロパティを使用し、ContentManager クラスのインスタンスを生成した後、get() メソッドや search() メソッドを使用して検索を行います。ここでは、いくつかの検索パターンをご紹介いたします。


・特定のユーザーを検索(ユーザー名で検索)

# 特定のユーザーを検索 (ユーザー名で検索)
user = gis.users.get('test_user_ejoosaka')
user


・複数のユーザーを検索(キーワードで検索)

# 複数のユーザーを検索 (キーワードで検索)
users = gis.users.search(query='test_user')
users


・特定のアイテムを検索(IDで検索)

# 特定のアイテムを検索(IDで検索)
item = gis.content.get('アイテムのIDを入力する')
item


・複数のアイテムを検索(キーワードで検索)

# 複数のアイテムを検索(キーワードで検索)
items = gis.content.search(query='testLayer')
items


・特定のユーザーを検索(キーワード、アイテムの種類を指定して検索)

# 複数のアイテムを検索(キーワード、アイテムの種類を指定して検索)
items = gis.content.search(query='testLayer',item_type='Feature Layer Collection')
items


実行結果

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注意事項

掲載しているコードはあくまでもサンプル (見本) として提供しているものであり、実行時に発生したエラーの対処方法につきましては、サポート対象外とさせていただきます。また、操作方法やソースコードに関するご質問は別途有償の開発者サポート契約にてご対応させていただきます。なお、コードを実行して生じたいかなる損害についても弊社では責任を負いかねます。

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