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2021 年版データを使用して作成したカスタム変数を用いて、集計などの解析を実行すると集計値が 0 になる (ArcGIS Business Analyst Pro)
ナレッジ番号:3446 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ArcGIS Business Analyst Pro では、独自のデータをカスタム変数として登録し、集計に使用できます。 このカスタム変数の作成時に、データ ソースが 2021 年版データに設定されており、かつ按分方法が面積按分以外に設定されていると、[レイヤーへの情報付加] ツールなどの実行時に、集計値が 0 になる現象が発生します。
独自のデータを「統計データ コレクション」として登録することで、マッピングおよび解析で独自のデータを操作できます。原因
2021年版データセットに関するレジストリの内、「DefaultHierarchy」のパスが誤っているため。
回避方法
以下のいずれかの回避方法を実行いただくことで、本現象は解消します。
方法① データセットを最新版にバージョンアップする
データセットを最新版データに更新し、そのデータをデータ ソースに設定してカスタム変数を作成すれば、本現象は発生しません。
データのセットアップの方法は、スタートアップ ガイド「データセット」をご参照ください。
方法② 2021 年版データのレジストリ パスを修正する
引き続き 2021 年版データを利用する場合は、以下の手順でレジストリ パスを修正してください。
下記の手順は、オペレーティング システムを構成する重要な部分の変更を含んでいます。従いまして、実行する前にレジストリを含め、お使いのオペレーティング システムやファイルのバックアップをお勧めいたします。 もし必要であれば、システム管理者(有資格のコンピュータ システムについての専門家)にご相談ください。 ESRI ジャパン株式会社では、これらの方法を実行した結果、発生した不具合等につきましては保証することはできません。 責任は負いかねますのでご了承ください。
- ArcGIS Pro を起動している場合は、閉じます。
- Windows のレジストリ エディターを起動し、 以下のレジストリが存在するかどうか、確認します。
“HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\ESRI\BusinessAnalyst\Datasets\JPN_EsriJapan_2020” キーの “DefaultHierarchy” 値
- キーを展開し、“DefaultHierarchy” の値を以下の通りに修正します。
- 変更前:[InstallDirectory]\ArcGIS\BusinessAnlayst\JPN_Esrijapan_2020\Data\Demographic Data\JP_hierarchy_esrijapan.xml
- 変更後:[InstallDirectory]\ArcGIS\BusinessAnlayst\JPN_Esrijapan_2020\Data\Demographic Data\JP_defaultHierarchy_esrijapan.xml
- [OK] をクリックし、値の編集を終了します。
ArcMap 版 Business Analyst Desktop
上記手順に加えて以下の操作も併せて行ってください。
“HKEY_CURRENT_USER\Software\ESRI\BusinessAnalyst\Datasets\JPN_Esrijapan_2020” キーを展開し、“DefaultHierarchy” を削除します。
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