FAQ
ArcGIS API for Python : フィーチャ レイヤーを FGDB としてファイル出力する

ナレッジ番号:3438 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/08/23

概要

ArcGIS API for Python を使用して、ArcGIS Online 上のフィーチャ レイヤーを FGDB 形式でファイル出力する方法をご紹介いたします。

方法

ArcGIS API for Python の gis オブジェクトの content プロパティを使用し、ContentManager クラスのインスタンスを生成した後、search() メソッドを使用して、FGDB ファイルを出力したいフィーチャ レイヤーを検索します。検索結果として得られた Item クラスのオブジェクトに対して export() メソッドを使用することで、フィーチャ レイヤーを FGDB 形式のファイルとして出力することができます。

Python サンプル コード

  1. search() メソッドを使用して、CSV ファイルを出力したいフィーチャ レイヤーを検索
    # 対象のフィーチャー レイヤーを検索
    # searchメソッドの引数使用例(query='品川区_AED設置場所' : 「品川区_AED設置場所」で検索、
    #                             item_type='Feature Layer' : 「Feature Layer」を検索)
    item_list = gis.content.search(query='品川区_AED設置場所',item_type='Feature Layer')
    
    # 結果を表示
    item_list
    
  2. 検索結果として得られたフィーチャ レイヤーを export メソッドを使用して FGDB 形式のファイルとして出力
    # アイテムをFGDB 形式で出力する
    # export メソッド引数使用例(title = 'testlayer_FGDB' : 出力ファイル名を「testLayer_FGDB」と指定
    #                           、export_format = 'File Geodatabase' : 出力形式を FGDB に指定)
    export_item = item_list[0].export(title = 'testlayer_FGDB', export_format = 'File Geodatabase')
    
    # アイテムを /arcgis/home に保存する
    export_item.download(save_path="/arcgis/home", file_name="testlayerFGDB.zip")
    

実行結果

出力した FGDB ファイルは ArcGIS Online 上の コンテンツに保存され、ダウンロードしたデータ (zip形式) は /arcgis/home 直下に保存されます。

Image

データ出典元:東京都オープンデータカタログサイト 【品川区】AED設置場所情報

結果ファイルのダウンロード

出力した FGDB ファイルは ArcGIS Online 上の /arcgis/home 直下に保存されるため、Jupyter Notebook の画面上の [ファイル] から、結果ファイルをクリックすることでファイルをローカル環境にダウンロードが可能です。

Image

注意事項

掲載しているコードはあくまでもサンプル (見本) として提供しているものであり、実行時に発生したエラーの対処方法につきましては、サポート対象外とさせていただきます。また、操作方法やソースコードに関するご質問は別途有償の開発者サポート契約にてご対応させていただきます。なお、コードを実行して生じたいかなる損害についても弊社では責任を負いかねます。

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