FAQ
2021 年版データを使用してカスタム BDS を空間オーバーレイなどで実行すると失敗する (ArcMap 版 Business Analyst Desktop)
ナレッジ番号:3422 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ArcGIS Business Analyst 2021 年版データ (以降「2021 年版データ」) を ArcGIS Business Analyst Desktop のデータセットとして設定した環境で、按分方法を面積按分以外に設定したカスタム データ (BDS) を被集計対象として空間オーバーレイやレポートの作成を行うと失敗する。具体的には、以下の現象が発生します。※ カスタム BDS とは、ArcGIS Stat Suite 推計消費額や、ユーザー様がご自身で用意したデータなどの外部データを用いて作成した BDS を指します。
- 空間オーバーレイの場合
- [Business Analyst] ツールバーから空間オーバーレイを実行しても、出力結果がマップに追加されない。
- [Business Analyst プロジェクト] ウィンドウを確認すると、空の結果のみが作成される。
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レポートの場合
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レポートの作成時に、カスタム BDS の変数を含むカスタム レポートを選択してツールを実行すると、以下のエラーが発生する。
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原因
Business Analyst データセットに関するレジストリの内、「DefaultHierarchy」のパスが誤っているため。回避方法
以下の手順で、上記のレジストリ パスを変更することで、本現象は解消します。警告:下記の手順は、オペレーティング システムを構成する重要な部分の変更を含んでいます。従いまして、 実行する前にレジストリを含め、お使いのオペレーティング システムやファイルのバックアップをお勧めいたします。 もし必要であれば、システム管理者(有資格のコンピュータ システムについての専門家)にご相談ください。 ESRIジャパン株式会社では、これらの方法を実行した結果、発生した不具合等につきましては保証することはできません。 責任は負いかねますのでご了承ください。
- Windows のレジストリ エディターを起動し、 以下のレジストリが存在するかどうか、確認します。
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\ESRI\BusinessAnalyst\Datasets\JPN_EsriJapan_2020" キーの "DefaultHierarchy" 値 - キーを展開し、"DefaultHierarchy" の値を以下の通りに修正します。
- 変更前:<InstallDrive>\ArcGIS\Business Anlayst\JPN_Esrijapan_2020\Data\Demographic Data\JP_hierarchy_esrijapan.xml
- 変更後:<InstallDrive>\ArcGIS\Business Anlayst\JPN_Esrijapan_2020\Data\Demographic Data\JP_defaultHierarchy_esrijapan.xml
- "HKEY_CURRENT_USER\Software\ESRI\BusinessAnalyst\Datasets\JPN_Esrijapan_2020" キーを展開し、"DefaultHierarchy" を削除します。
- [OK] をクリックし、値の編集を終了します。
- Business Analyst を起動し、カスタム BDS を用いた空間オーバーレイやレポートの作成が有効かどうかご確認ください。
- 空間オーバーレイの場合
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