FAQ
【ESRI ジャパン データコンテンツ スターターパック 2021】の測地系について
ナレッジ番号:3420 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/06/21
概要
スターターパック 2021ではデータの座標系が日本測地系 2011 (JGD2011) になりました。具体的に行った変換処理は日本測地系2000(JGD2000)で整備されているデータに対してNTV2のパラメータを使って測地系の変換を行っています。スターターパック 2021に収録の基本統計に含まれる各統計データに対しても同じ方法で日本測地系2000(JGD2000)の座標系の範囲で集計されているデータにNTV2のパラメータを使った測地系の変換を行って、日本測地系2011(JGD2011)に変換をしています。このため、基本統計に含まれる各データ値は、日本測地系2000における各境界またはメッシュに含まれる範囲での集計結果を日本測地系2011上に表現したデータとなります。該当データ
- 製品名:ESRIジャパン データコンテンツ スターターパック 2021
- 該当データ:ESRIジャパン データコンテンツ スターターパック 2021に含まれるすべてのデータ
背景
スターターパック 2021の公共地図や広域地図を背景に使った場合に、その上に表示させる各種統計データについて整合性をとるために今回座標系の変換を行い、座標系を日本測地系2011に統一することでデータ同士の座標系が同一となるようにしています。
影響
座標系の変換による影響は以下です。
- 基本統計データにおける各データの集計範囲が日本測地系2000(JGD2000)の座標系における境界を使用しているため、これらの統計データについては、日本測地系2011(JGD2011)の座標系が定義はされていますが、実際の範囲については、日本測地系2000の範囲で集計したデータ値となります(日本測地系2011の町丁・字等や標準地域メッシュデータの範囲での集計とはなりません)。
- スターターパック 2021に収録されているデータと一緒に使用される他のデータの座標系が世界測地系の場合には、次項の日本測地系2000(JGD2000)座標系への変更手順をご参考いただき、座標変換を行うことでデータ間の座標系を統一することが可能です。
日本測地系2000(JGD2000)座標系への変更手順
※以下の手順はArcGIS Pro での操作方法となります。- [ジオプロセシング] ウィンドウを表示し、[データ管理ツール] → [投影変換と座標変換] → [投影変換] をクリックします。ツールが起動します。
- [入力データセット、またはフィーチャクラス] で、処理対象のデータを設定します。
- [出力データセット、またはフィーチャクラス] で、データの出力先と名称を設定します。
-
[出力座標系] で、出力データの座標系を設定します。今回は日本測地系2000の経緯度 に設定しますが、その座標系のデータがマップに追加されている場合やデータフレームの座標系に設定されている場合は [▼] をクリックし、リストから項目を選択します。測地基準系の変更を行う場合は [地理座標系変換] を設定します。日本測地系 2011から 日本測地系2000に変換する場合は「JGD_2000_To_JGD_2011_NTv2_1」を選択します。
- [実行] ボタンをクリックして変換処理を開始します。
出力データの空間参照を確認し、データの座標系が日本測地系2000(JGD2000)に変換されていることを確認してください。
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