FAQ
ArcPy: ラスターの領域を CSV 形式で出力する

ナレッジ番号:3410 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

ラスターが格納されたフォルダー (ワークスペース) を指定し、その中にあるラスターの四隅座標を CSV ファイルに出力するためのサンプル コードです。

サンプル コード

ここでは、ラスターの名称、ラスターの最小X座標、最大X座標、最小Y座標、最大Y座標を出力するための処理を紹介します。

# ArcPy サイト パッケージ、os モジュールをインポートします。
import arcpy, os
 
# ラスターが格納されたワークスペースを設定します。
path = r"C:\gis_work\OrthoSample"
arcpy.env.workspace = path
 
# 出力先の csv ファイルを書き込みモードで開きます。
f = open("c:\gis_work\RasterList.csv", "w")
 
# ヘッダーを付与します。
outputLine = u"名称,X1,X2,Y1,Y2 \n"
f.write(outputLine.encode("SHIFT-JIS"))
 
# ラスター数分ループします。
rasters = arcpy.ListRasters("*", "tif")
for ras in rasters:
    my_extent = arcpy.sa.Raster(ras).extent
    outputLine=ras+","+str(my_extent.XMax) +","+str(my_extent.XMin)+","+str(my_extent.YMax) +","+ str(my_extent.YMin)+ "\n"
    f.write(outputLine.encode("SHIFT-JIS"))

# オブジェクト参照を削除します。
del rasters,ras
 
#ファイルを閉じます。
f.close()

補足情報

ヘルプ: Raster オブジェクト

ArcPy で画像処理をしてみよう ~その1:ラスタオブジェクトとプロパティ

免責事項

こちらのサンプルはあくまでもコーディングの見本であり、実行時に発生したエラーの対処方法につきましては、サポート対象外とさせていただきます。
また、操作方法やソースコードに関するご質問は別途有償の開発者サポート契約にてご対応させていただきます。なお、コードを実行して生じたいかなる損害についても弊社では責任を負いかねます。

メタデータ

種類

製品