FAQ
ArcPy: ラスター関数を利用した画像解析

ナレッジ番号:3406 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

ラスター関数を利用した画像解析のサンプル コードです。

サンプル コード

ラスター関数を利用して、DEM 画像から傾斜角に基づき二値化画像を作成する処理を紹介します。
併せて、傾斜角、二値化、段彩図および陰影図の画像を作成する処理も紹介します。

# ArcPy サイト パッケージ、os モジュールをインポートします。
import arcpy, os

# Spatial Analyst ライセンスを取得します。
from arcpy.sa import *
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# 入出力ファイルを定義します。
infile = r"C:\temp\dem.tif"
outfile = r"C:\temp\function.tif"
if arcpy.Exists(outfile):
    arcpy.Delete_management(outfile)

# 傾斜角 30 度(急傾斜地)に基づき二値化します。
inRaster = arcpy.Raster(infile)
outRaster = Slope(inRaster) >= 30

# 出力ファイルに保存します。
outRaster.save(outfile)

上記以外のラスター関数の例

上記サンプルコード 16 行目を次のように記述します。

傾斜角

outRaster = Slope(inRaster) 

二値化

outRaster = inRaster >= 10

セル値 10 を閾値として二値化します。

段彩図

outRaster = Slice(inRaster,10)

10 段階の段彩図を作成します。

陰影図

outRaster = Hillshade(inRaster) 

補足情報

ヘルプ: Raster オブジェクト

ヘルプ: ラスターまたはモザイク データセットに使用される関数とは

メタデータ

機能

種類

製品

バージョン