FAQ
ArcPy (ArcGIS Pro): カメラを設定する

ナレッジ番号:3307 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

カメラとは、シーンにおける観測点の座標値やロール角などを保持したものです。カメラのプロパティを変更することで、シーンにおける観測点の位置や視野が変化します。
ArcGIS Pro の ArcPy では以下の設定を行うことでカメラの位置を変更できます。

  • シーンの場合
    Map オブジェクトの defaultCamera プロパティを変更します。
  • レイアウトの場合
    MapFrame オブジェクトの Camera プロパティを変更します。

サンプル コード

シーンのカメラ位置を変更する場合

import arcpy

aprx = arcpy.mp.ArcGISProject(r"C:\gis_work\3D\work.aprx")
for m in aprx.listMaps():
    if m.mapType == "SCENE":
        m.defaultCamera.X=15067522.743
        m.defaultCamera.Y=3771096.566
        m.defaultCamera.Z=244637.127
        m.defaultCamera.Pitch=-30
        m.defaultCamera.Roll=0
        m.defaultCamera.heading=0
aprx.save()

レイアウトのカメラ位置をシーンのカメラ位置に合わせる場合

import arcpy

aprx = arcpy.mp.ArcGISProject(r"CURRENT")
lyt = aprx.listLayouts()[0]
mf = lyt.listElements("MapFrame_Element", "*")[0]
for m in aprx.listMaps():
    if m.mapType == "SCENE":
        mf.camera=m.defaultCamera
レイアウトのカメラの確認・設定は、[マップ フレームの書式設定] ウィンドウの [マップ フレーム] → [表示オプション] で行うことができます。

レイアウトのカメラ位置を変更する場合

aprx = arcpy.mp.ArcGISProject(r"CURRENT")
lyt = aprx.listLayouts()[0]
mf = lyt.listElements("MapFrame_Element", "*")[0]
mf.camera.Pitch=-30

関連情報

ArcGIS Pro ヘルプ: Camera

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