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【ArcGIS データコレクション】ジオデータベースから特定の範囲のフィーチャを抽出したい (データの抽出)

ナレッジ番号:3156 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/06/21

概要

1つのジオデータベースに格納されているフィーチャクラスについて、必要な範囲のみ抽出することができます。その場合 [データの抽出] 機能を使います。
この機能を使用すると、ジオデータベースを新規に作成し、その中に抽出処理が行われたフィーチャクラスを出力します。また、レイヤーの参照先を変更したマップ ドキュメントを作成することができるため、スタイルの継承を容易に行えます。

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操作手順

ここでは、スターターパックの「公共地図」を対象にグラフィックスの範囲で抽出を行い、レイヤーの参照先を変更したマップ ドキュメントを作成する手順を説明します。

  1. 処理対象のレイヤーをマップに追加しておきます。それらのレイヤーが同一のジオデータベースに格納していることを確認してください。
  2. [カスタマイズ] メニュー → [ツールバー] → [分散ジオデータベース] をクリックし、[分散ジオデータベース] ツールバーを表示します。
  3. 抽出対象範囲を設定します。今回はグラフィックスを用意し、それを選択状態にしておきます。
  4. [データの抽出] ボタンをクリックします。[データの抽出] ウィザードが起動します。
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  5. マップ上に、別のジオデータベースに格納されたレイヤーが追加されている場合は、下図のダイアログが表示されます。その場合は処理対象のジオデータベースを選択して[次へ] をクリックしてください。
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  6. 表示される下図のダイアログで以下のように設定し、[次へ] をクリックします。
    • [抽出するデータ]:データ
    • [抽出先のジオデータベース]:抽出したフィーチャクラスを格納するためのジオデータベース。
    • [ [次へ] ボタンをクリック後、データ抽出の詳細設定オプションを表示] にチェック
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  7. 今回は [現在選択されているグラフィックスの境界] を選択し [次へ] をクリックします。
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  8. 今回は [レイヤーおよびテーブルの参照先を抽出データに変更したマップ ドキュメントのコピーを作成] を選択し、マップ ドキュメントの保存先を指定します。マップ ドキュメントとデータ ソースのパスの関係を考慮して保存場所をご指定ください。
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  9. [完了] ボタンをクリックします。処理が終わると、保存したマップ ドキュメントが自動的に開きます。

補足情報

  • 指定した抽出範囲と交差するフィーチャが抽出され、フィーチャの形状変更は行われません。もし抽出範囲で切り取りを行いたい場合は、関連情報に含まれるFAQの手順を参考に [クリップ] ツールの連続実行を行ってください。

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