FAQ
DEM、DSM のラスターデータを持っていますが、ラスターデータから建物や樹木を抽出することはできますか?(LIDAR ANALYST)
ナレッジ番号:3042 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
はい、DSM(数値地表モデル) をお持ちの場合や DEM(数値標高モデル) と DSM 両方をお持ちの場合に可能です。
※この操作には、 LIDAR ANALYST エクステンションが必要です。手順 [DEM と DSM 両方をお持ちの場合]
● 建物を抽出する際の元となる Bare earth データを設定します。
- ArcMap に使用する DEM と DSM ラスター データを表示します。
- [コンテンツ] ウィンドウで、DEM データを選択します。
- LIDAR Analyst ツールバーのドロップダウンリストから [Extraction] → [Project Tools] → [Import Bare Earth] を選択します。
- 「The selected bare earth already has a project file.・・・」という注意事項が表示された場合は、[Yes] をクリックして閉じます。
- [Import Bare Earth] ウィンドウで、[DEM raster] にチェックが付いていることを確認します。
- [Last/single return:] の参照ボタンをクリックして、DSM データを選択します。
- [First return:] の参照ボタン をクリックして、DEM データを選択します。
- [Horizontal units:] と [Vertical units:] で、ラスターデータと同じ座標系の単位をドロップダウンリストから選択します。
- [OK] をクリックします。
- 「Bare earth imported successfully!」と表示されたら、[OK] をクリックします。
● Bare earth データの設定が完了したら、建物の抽出を行います。
- LIDAR Analyst ツールバーの [Extract Building] ボタンをクリックし、[Building Extraction] ウィンドウを開きます。
- [Bare earth] のドロップダウンリストから DSM データ(DSM.tif)を選択します。
自動的に、[Single/last return:] と [First return:] が自動的に入力されます。 - [Building output:] の参照ボタンをクリックして、出力先に出力ファイル名を入力します。
必要な場合は、[More>>] をクリックしてツールの詳細設定を変更します。
- [OK] をクリックします。
手順 [DSM のみお持ちの場合]
● 建物を抽出する際の元となる Bare earth データを作成します。
- ArcMap に DSM データを追加し表示します。
- LIDAR Analyst ツールバーの [Extract Bare Earth] をクリックします。
- [Bare Earth Extraction] ウィンドウの [Single/last return:] のドロップダウンリストから DSM データ(DSM.tif)を選択します。
- [Bare earth output:] の参照ボタンをクリックして出力先に出力ファイル名を入力します。
- [OK] をクリックします。
- 処理が完了すると、Hill-Shade (陰影起伏)を作成するか尋ねられるので、必要な場合は、[Yes] をクリックして [Hill-Shade and Relief] ダイアログのパラメータはデフォルトのまま [OK] をクリックします。
保存先、出力ファイル名を入力し、[保存] をクリックすると、陰影起伏図が作成されます。
● 出力した Bare earth データを利用して建物の抽出を行います。
- LIDAR Analyst ツールバーの [Extract Building] ボタンをクリックして [Building Extraction] ウィンドウを開きます。
- [Bare earth:] には、出力した Bare earth データが選択されていることを確認します。
- [Building output:] の参照ボタンをクリックして出力先に出力ファイル名を入力します。
必要な場合は、[More>>] をクリックしてツールの詳細設定を変更します。
- [OK] をクリックします。
樹木を抽出する場合は、続けて [Extract Trees] ツールを使用します。
メタデータ
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