FAQ
Drone2Map でドローン画像の高度値を調整したい
ナレッジ番号:3033 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ドローンで撮影された際にログに記録された画像の位置が期待される精度で記録されていなかったり、高度情報に確信が無かったりした場合、XY における位置精度は地上基準点(GCP)を追加して位置を調整することができ、Z における高さ方向の精度は、画像高度の調整機能を使用して高さを調整することができます。
あるドローン画像を Drone2Map でデフォルト処理を行った結果、標高データが約35~40m 上空に浮き上がった値になりました。この値は、ArcGIS で使用される標高データ(World Elevation サービス)の高さ・オルソメトリックの高さと比べた際の差です。
左: ArcGIS Online の Sample Heights for World Terrain マップで確認したピクセル値
右: Drone2Map で生成した数値表層モデルのピクセル値World Elevation に合わせた高さに調整するには、以下のような手順で高度値を更新します。
データや撮影状況に合わせて高度の基準とする標高データを選択することができます。手順
- [フライト データ] タブの [画像テーブル] をクリックし、GPS データの高度値を確認します。
下図では、高度値は約 80m と記録されていることが確認できます。 - [コンテンツ] ウィンドウで [画像の中心] を右クリックして [選択] → [すべて選択] をクリックします。
- [フライト データ] タブの [画像高度] をクリックします。
- [画像高度を調整] ダイアログで [飛行高度] の [メタデータの使用] チェックボックスをオフにします。
- [飛行高度] が入力できるようになり、飛行した高度または正しいとされる飛行高度を入力にして [OK] をクリックします。
- 確認画面が出たら [はい] をクリックします。
高度は、Esri の標高サービス + 飛行高度で計算され、画像テーブルでは高度が更新されたことを確認できます。 - [ホーム] タブの [開始] ボタンをクリックして処理を開始します。
処理結果
注意!
一度処理したプロジェクトを使用する場合は以下の点にご注意ください。
● コントロール ポイントを追加している場合は、画像高度の調整ができないため、一度コントロール マネージャーから削除する必要があります。
● 標高サービスは、3D マップの標高サーフェスの上位に表示されている標高サーフェスの値を使用します。[コンテンツ] ウィンドウで [WorldElevation3D/Terrain3D] レイヤーを上位に移動させておく必要があります。
補足
[調整に使用] パラメータでは、標高サービス以外に任意の数値標高モデルを参照して調整したり、離陸高度を指定して調整したりすることができます。上記手順ではすべての撮影ポイントを選択していますが、一部の地点だけであれば、調整したいポイントだけを選択して調整することもできます。GPS データを直接調整したい場合は、一度エクスポートし、エクセル等で編集することもできます。GPS データのエクスポート、インポートについてはジオロケーション データの操作をご参考ください。
- [フライト データ] タブの [画像テーブル] をクリックし、GPS データの高度値を確認します。
メタデータ
機能
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