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ModelBuilder : テーブルの座標値からポイントデータを一括で作成する方法

ナレッジ番号:3002 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/06/21

概要

複数のテーブルデータ(CSV テーブルなど)に格納された XY 座標値から、一括でポイント データを作成します。XY 座標値が格納されているフィールド名は、すべての テーブル データで統一されている必要があります。

手順 1 同一フォルダー内の複数テーブルデータを反復する方法

  1. テーブル データをすべて 1 つのフォルダに格納します。
  2. 以下の ZIP ファイルを PC ローカルに保存・展開します。

    SampleModel のダウンロード

  3. ArcMap の [カタログ] ウィンドウ上にて SampleXYpoint.tbx 内の [XYModel] を右クリック → [開く] をクリックします。
    このモデルは 10.3 以降のバージョンに対応しています。10.2.2 以前のバージョンでご利用の場合は、バージョン10.3 以降の ArcMap の [カタログ] ウィンドウにて モデルが格納されている SampleXYpoint.tbx を右クリック → [名前を付けて保存] → 任意のバージョンで保存しなおしてください。
  4. [テーブルの反復] をダブルクリック → [ワークスペース] に手順 1 でテーブル データを保存したフォルダを指定し [OK] でダイアログを閉じます。
  5. [XY イベント レイヤの作成] ツールをダブルクリックし、[X フィールド] と [Y フィールド]、[空間参照] を指定し、[OK] でダイアログを閉じます。
    ※空間参照には XY 座標値の取得時に使用された座標系を指定します。
  6. [接続] ボタン Imageをクリック → [%名前%Layer] をクリック → ツールをクリック(フィーチャクラスに出力する場合は [フィーチャクラス → フィーチャクラス] を選択します。シェープファイルに出力する場合は [フィーチャクラス → シェープファイル] を選択します。) → [入力フィーチャ] をクリックします。
    これにより[%名前%Layer] と [フィーチャクラス → フィーチャクラス] (または [フィーチャクラス → シェープファイル])が矢印で接続された状態になります。
  7. [フィーチャクラス → フィーチャクラス] ツールを選択した場合は [出力場所] に任意のジオデータベースを指定して [OK] でダイアログを閉じます。 [フィーチャクラス → シェープファイル] ツールを選択した場合は [出力フォルダ] に任意のフォルダを指定して [OK] でダイアログを閉じます。
  8. [実行] ボタン Imageをクリックします。

    Image

手順 2 エクセルファイルの複数シートを反復する方法

ArcMapではエクセルファイルの複数シートを反復することができます。[値の計算] ツールと組み合わせて各シートから、同じ名前のテーブルデータを出力することができます。

  1. ArcMap → [標準] ツールバー → [ModelBuilder] ボタンをクリック → [ModelBuiderウィンドウ] を表示します。
    Image
     

    (モデル例)

    Image
  2. [ModelBuiderウィンドウ] → [挿入] タブ → [反復処理] → [テーブル] を選択します。
    [テーブルの反復] を右クリック → [変数の作成] → [パラメーターから] → [ワークスペース] を選択します。
    [ワークスペース] をダブルクリック →エクセルファイルを選択します。
  3. ModelBuilder ウィンドウ → [挿入] タブ → [モデル専用ツール] → [値の計算] を選択します。
    出力データ名の「$」をとります。
    条件式例:"%名前%".replace("$","")
  4. ArcToolbox → [変換 ツール] → [ジオデータベースへ変換] → [フィーチャクラス → フィーチャクラス] ツールを ModelBuiderウィンドウにドラッグ アンド ドロップして追加します。
    出力フィーチャクラスは output_value からとります。

メタデータ

種類

製品

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