FAQ
ポリゴンの隙間を検出・修正するには

ナレッジ番号:2959 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

説明

本来、ぴったりと隣接するはずのポリゴン フィーチャ間に隙間がある場合、隙間の検出・修正をおこないます。検出・修正の方法はいくつかあり、ご利用のライセンス レベルや目的に応じてご選択いただけます。

検出:[ユニオン] ツール

ポリゴンの隙間を検出する場合、[ユニオン] ツールを活用します。

  1. 新規ポリゴン データを作成し、隙間をチェックしたいポリゴンよりも大きな領域のフィーチャを作図します。

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  2. [ジオプロセシング] メニュー → [ユニオン] ツールを起動し、[入力フィーチャ] に隙間をチェックしたいデータと、手順 1 で新しく作成したポリゴン データを指定し、ツールを実行します。
  3. 出力結果ポリゴンの属性テーブルを開き、値が含まれないフィーチャが隙間のフィーチャです。

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修正:[インテグレート] ツール

検出された微細な隙間やズレを修正する場合は、[インテグレート] ツールを使用します。
[インテグレート] ツールでは、[XY許容値(オプション)] に指定した値の範囲内にある 隙間や重なりを、一括で修正することができます。

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  1. ArcToolbox → [データ管理 ツール] → [フィーチャクラス] → [インテグレート] ツールを使用して隙間を修正します。

    ※ツールを実行しますと入力フィーチャが上書きされますので、データのバックアップを取っておくことをお勧めします。

    ※[XY許容値(オプション)] に指定する適切な値は、使用するデータの状況に依存します。[インテグレート] ツール処理結果より、トライアンドエラーで決定してください。

    ※[XY許容値(オプション)] が大きすぎると正常に処理されないことがあります。

修正:[トレース形状に一致] ツール

検出された隙間やズレを修正する場合は、編集機能の [トレース形状に一致] ツールを使用します。
[トレース形状に一致] ツールは一か所ずつ手作業で修正を行うための機能です。

  1. [エディタ] ツールバーで編集を開始します。
  2. [高度な編集] ツールバーの [トレース形状に一致] ツールを使用し、修正します。詳細な手順は こちらのページをご覧ください。

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検出・修正:[トポロジ] 機能

定義したトポロジ ルールに基づいて隙間やズレを検出し、確認した上で修正します。フィーチャ数が多い場合や、修正箇所が多い場合に便利な、高度な検出・修正のための機能です。

※[トポロジ] 機能を使用するには Standard/Advanced のライセンスが必要です。

[トポロジ] 機能の詳細は こちらのヘルプをご覧ください。

メタデータ

機能

種類

製品

バージョン