FAQ
特定の操作を行うとアプリケーションがクラッシュまたは動作が停止する
ナレッジ番号:2953 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
本 FAQ では ArcGIS Pro(およびArcMap)が頻繁にクラッシュする場合の回避方法(ディスプレイ アダプターに関する現象への回避策)を記載します。
説明
ArcGIS Pro(およびArcMap)において特定の動作を行うとアプリケーションがクラッシュしたり、動作が停止することがあります。このような場合に原因を特定するのは困難な場合が多いですが、お使いのPCのディスプレイアダプターが影響している場合があります。簡単な確認方法として、ディスプレイアダプターを一時的に無効化し、動作を確認する方法があります。
※以下の操作を行う前にどのディスプレイアダプターを無効化したかをメモやスクリーンショットなどで記録しておいてください。のちに設定を元に戻す場合の参考となります。ディスプレイアダプターを無効化にする方法
- Windows の[スタート] より [マイコンピュータ-] を右クリックし、[管理] をクリックします。
- [コンピューターの管理]ウィンドウにて[デバイス マネージャー] をクリックし、[ディスプレイ アダプター] の左にある矢印をクリックすると、お使いのディスプレイ アダプターが表示されます。
- 表示されたディスプレイ アダプターを右クリックし、[無効] をクリックします。無効化しますと、Windowsの汎用ドライバーが使用されるようになります。
- グラフィックドライバーを無効化したことで、お使いのスクリーンの解像度が落ちることがあります。更に複数のモニターを使用されていた場合には、それらのモニターでの表示が停止します。これらの調整を行うには、デスクトップの背景を右クリックし、[画面の解像度] をクリックします。
- [解像度] のドロップダウンをクリックし、上限の値(高)を指定し、[OK]をクリックします。
- ArcGIS Pro(またはArcMap)を起動し、クラッシュする際と同じ操作を行い、回避できるかテストを行います。
ディスプレイ アダプター を無効化したことで、同じ操作を行ってもクラッシュを回避できる場合には、お使いのディスプレイ ドライバーに対してトラブルシュートを行い、原因を探ります。以下の点を確認します。- ビデオドライバーが最新のものが適用されているかを、お使いのビデオドライバーの製造元のウェブサイトで確認します。お使いの環境においてどのビデオドライバーが適用されているかを確認するには以下の方法をご参考ください。
Windows の[スタート] より [マイコンピュータ-] を右クリックし、[管理] をクリックします。[コンピューターの管理]ウィンドウにて[デバイス マネージャー] をクリックし、[ディスプレイ アダプター] の左にある矢印をクリックし、お使いのディスプレイ アダプターを右クリックし[プロパティ] をクリックします。表示されたプロパティの[全般] タブをクリックし、「製造元」を確認します。次に[ドライバー] タブをクリックし、[バージョン] を確認します。なお[ドライバーの更新]ボタンを押すことで、ドライバーの更新を行うことも可能です(うまく行かない場合には、ドライバーの製造元より最新版のドライバーについて確認およびダウンロードを行ってください。 - 上記1で解決しない場合には、必要に応じてディスプレイ ドライバーのアンインストール(コントロールパネルの[プログラムと機能] から該当のドライバーをアンインストール)を行います。続いてドライバーの再インストールを行います(使用されているディスプレイ ドライバーやお使いの環境によってインストール方法が異なりますので適宜ご確認ください)。
- 以下のリンクにある動作環境をチェックするウェブサイトにてArcGIS Pro の動作環境を満たしているかを確認します。
Can you run it?
なお動作環境を満たしていない場合には、ハードウェアのアップグレードが必要となる可能性があります。
- ビデオドライバーが最新のものが適用されているかを、お使いのビデオドライバーの製造元のウェブサイトで確認します。お使いの環境においてどのビデオドライバーが適用されているかを確認するには以下の方法をご参考ください。
メタデータ
種類
製品