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アノテーションの作成方法 (注記を任意の位置に配置する方法)

ナレッジ番号:2934 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

目次

ラベルとアノテーションの違い

アノテーション作成の流れ

ジオデータベース アノテーションの作成方法

マップ アノテーションの作成方法

 

ラベルとアノテーションの違い

ArcGIS で注記を表示する場合、一般的に使用されるのはラベルです。ラベルはマップ上で動的に表示を行うため、対話型のマップの作成や、マップ作成作業の途中に使用する場合に便利な機能です。しかし、ラベルは配置をユーザー側で自由に設定できないため、最終的な出力図を作成するときに、意図する位置にラベルが表示されないことがあります。この場合は、ラベルをアノテーションに変換し、アノテーションの位置をユーザー自身で編集して調整します。アノテーションは出力先が異なる 2 種類のアノテーションがあります。マップドキュメント ファイルに保存される マップ アノテーションとジオデータベースに保存されるジオデータベース アノテーションがあります。 マップ アノテーションは[図形描画] ツールバーで簡易的な編集ができます。ジオデータベース アノテーションは、 複数のマップで利用可能で [エディタ] ツールバーで様々な編集ができます。下記の表にラベルと、マップ アノテーション、ジオデータベース アノテーションの違いをまとめました。用途に合わせて適切な機能を使用してください。

ラベル ジオデータベース アノテーション マップ アノテーション
配置方法 ArcMap が自動的に配置 (動的※1) ユーザーが配置 (静的 ※2) ユーザーが配置 (静的 ※3)
表示位置 常にマップ上の一番上 アノテーションレイヤの表示順序によって変わる 常にマップ上の一番上
個別の編集方法 できません [エディタ] ツールバーを使用 [図形描画] ツールバーを使用
保存先 マップドキュメント(*.mxd)ファイル
(シンボル設定)
ジオデータベース マップドキュメント(*.mxd)ファイル
再利用 レイヤファイルとして再利用可能 ※4 再利用可能 再利用不可
使用目的の例

対話的なマップの作成、
作業途中の画面表示

最終的な出力図の作成
(テキストが多い時、再利用したい時)
最終的な出力図の作成
(テキストが少ない時、
特定のマップで使用する場合)

※1
マップの縮尺を変更しても、常に一定サイズで表示されます。すなわち、マップを拡大しても文字サイズが変わりません。またマップを移動して表示範囲が変わると注記の位置が自動的に変わります。

※2
マップの縮尺を変更すると、それに合わせて文字サイズが変わります。すなわち、マップを拡大するほど文字サイズが大きくなります。また、マップを移動しても注記の位置は変わりません。

※3
基準縮尺を設定していない場合はラベルと同様、縮尺に関わらず一定サイズで表示されます。基準縮尺を設定すると、マップを拡大するほど文字サイズが大きくなります。

※4
ラベルに対して設定したプロパティをほかのレイヤにもレイヤファイルを使用して適用できます。

多数のテキストを扱う場合はマップ アノテーションよりもジオデータベース アノテーションを作成されることをお勧めします。
ラベルからアノテーションに変換する際にメモリ不足が発生する場合は、 [ラベル → タイル分割されたアノテーション] ツールを使ってアノテーションに変換いただくようお願いいたします。

アノテーション作成の流れ

アノテーションを作成する場合は一般的にラベルから変換します。ラベルからアノテーションに変換するとラベルには戻せませんので、最終的な出力図を作成する段階でアノテーションに変換してください。

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ジオデータベース アノテーションの作成方法

  1. [コンテンツ] ウィンドウにてラベルを作成したレイヤを右クリックし、[ラベルをアノテーションに変換] をクリックします。
  2. [アノテーションの格納先] にて、 [データベース] を選択します。未配置のラベルもアノテーションに変換したい場合は、[未配置ラベルをアノテーションに変換] にチェックを入れます。 
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  3. 下図の赤枠で示したフォルダのアイコンをクリックします。 
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  4.  [アノテーション フィーチャクラスの作成] にて、[場所] にジオデータベースを選択します。もし、ジオデータベースを作成していない場合は、以下のように操作します。
    • ジオデータベースを保存したいフォルダを選択し、下図の赤丸で囲んだ [新規ファイル ジオデータベース] ボタンをクリックし、作成します。 
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    • 作成したジオデータベースをクリックして、[場所]に指定します。
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  5. [名前] にファイル名を指定して、[保存] をクリックします。
  6. [ラベルをアノテーションに変換] にて、[変換] をクリックしてアノテーションに変換します。

 

マップ アノテーションの作成方法

  1. [コンテンツ] ウィンドウにてラベルを作成したレイヤを右クリックし、[ラベルをアノテーションに変換] をクリックします。
  2. [アノテーションの格納先] にて、 [マップ] を選択します。未配置のラベルもアノテーションに変換したい場合は、[未配置ラベルをアノテーションに変換] にチェックを入れます。 
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  3. [変換] をクリックしてアノテーションに変換します。

メタデータ

機能

種類

製品

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