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画像のピクセル深度(ビット数)を変更する方法

ナレッジ番号:2929 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/06/21

概要

ピクセル深度(ビット数)によって、画像(ラスターデータ)が格納できるピクセル値の範囲が決まります。例えば 8 ビット(符号なし)のピクセル深度であれば、範囲が 0 ~ 255 のピクセル値を格納できます(範囲は 2 の n 乗に基づき、8 ビットの場合は n = 8 となります)。 
ラスタ データのピクセル深度を変更するには、[ラスタのコピー] ツールを利用する方法と、[画像解析] ウィンドウの [ラスタ情報関数] を利用する方法があります。 

ArcToolbox の [ラスタのコピー] ツールを利用する方法 
1 ビット(二値化画像)から 64 ビットまでのラスタ データを作成できます。バッチ処理やモデルを利用すれば、複数のラスタ データに一括処理で実行できます。 

画像解析ウィンドウの [ラスタ情報関数] を利用する方法 
8 ビットから 64 ビットまでのラスタ データを作成できます。1 枚のラスタ データに対して、簡単に(他のラスタ関数と組み合わせて)処理できます。なお出力ラスタ データは仮想レイヤですので、必要に応じてディスク上のレイヤに保存します。 

手順

ArcMap にピクセル深度を変えたいラスタ データを追加します。 

ArcToolbox の [ラスタのコピー] ツールを利用する方法 

  1. ArcToolbox → [データ管理] ツール → [ラスタ] → [ラスタ データセット] → [ラスタのコピー (Copy Raster)] ツール を起動します。 
  2. 入出力ラスタを設定します。任意のピクセル タイプを選択して、[OK] ボタンをクリックします。 

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画像解析ウィンドウの [ラスタ情報関数] を利用する方法 

  1. ArcMap [ウィンドウ] メニュー → [画像解析] を選択し、[画像解析] ウィンドウを表示します。 
  2. [画像解析] ウィンドウのレイヤ リスト上にてラスタ データをクリックして選択します(選択するとハイライトされます)。 
  3. [画像解析] ウィンドウ [処理] 欄にある [関数の追加] ボタンをクリックして、[関数テンプレート エディタ] 画面を開きます。 
  4. [関数チェーン] の [アイデンティティ関数] を右クリックしてメニューを開き、[挿入] → [ラスタ情報関数] と進み [ラスタ関数プロパティ] を開きます。 

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    [ラスタ関数プロパティ] 画面で任意のピクセル タイプを選択して、[OK] ボタンをクリックします。 
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    [関数テンプレート エディタ] 画面の [OK] ボタンをクリックして、画面を閉じます。
  5. 出力されたラスタ データは仮想的に生成されたものです。ディスク上のラスタ  データとして保存したい場合は、[画像解析ウィンドウ] の [エクスポート] ボタンからエクスポートします。
     
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