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CADデータの位置を補正する方法（ジオリファレンス）

ナレッジ番号：2923 | 登録日：2023/05/29 | 更新日：2024/10/09

概要

ArcGIS for Desktop では、[ジオリファレンス] ツールバーを使用して、コントロールポイント 2点を取得して位置合わせを行うことができます。
※位置合わせ後は [カタログ] ウィンドウから [空間プロパティ] を開き、座標系の定義を行う必要があります。

手順

ArcMap に参照データを追加した後にCADデータを追加します。
[ジオリファレンス] ツールバーのプルダウンで、CAD データを指定します。

※ArcMap 上に [ジオリファレンス] ツールバーが追加されていない場合は、ArcMap の [カスタマイズ] メニューの [ツールバー] → [ジオリファレンス] を選択します。
[ジオリファレンス] メニュー → [表示範囲にフィット] を選択して、CAD データをマップの表示領域に移動します。
[ジオリファレンス] ツールバーの [コントロールポイントの追加] ボタン（X → X のアイコン）をクリックします。
コントロールポイントを作成します。
CADデータと参照データとの位置が重なるべき地点について、CADデータ上でマウスをクリックし、コントロールポイントを作成します。
次に参照データ上で重なる地点でマウスをクリックします。
同じ方法で、2 つ目のコントロールポイントも作成します。
[ジオリファレンス] ツールバーの [ジオリファレンス] メニューにある [自動調整] を選択します。[自動調整] を利用することで、追加したコントロールポイントによる位置あわせが行われます。

※3点以上のコントロールポイントは生成する場合は、[ジオリファレンス] ツールバーの [リンクテーブルの表示] アイコンをクリックしてリンクテーブルを表示させ、[リンクの挿入] アイコンをクリックしてコントロールポイントを生成します。　
[ジオリファレンス] ツールバーの [ジオリファレンス] メニューにある [ジオリファレンスの更新] を選択します。
ワールドファイルの出力先とファイル名を指定する画面が表示されますので、必要な場合は保存場所を指定して [保存]をクリックします。
[カタログウィンドウ] にある CAD データを右クリックして、プロパティを開きます。
[CAD フィーチャデータセットプロパティ] 画面が開きますので、[一般] タブを開き、[編集] ボタンをクリックします。
[空間参照プロパティ] 画面が開きますので、座標系を設定します。
[OK] ボタンをクリックします。
マップに CAD レイヤーを追加しなおします。