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FAQ 教師なし分類 (Spatial Analyst)

ナレッジ番号：2850 | 登録日：2023/05/29 | 更新日：2023/06/21

概要

画像分類とは、マルチスペクトル画像（衛星画像など）を分光特性によりクラス分けを行い、これらのクラスに対してクラス名を割り当てた主題画像を作成することです。

教師なし分類はサンプルを用いずに画像からクラス分けを行います。出力画像に微小領域のノイズがあった場合にはリサンプリング（最頻値）により除去します。スワイプ機能を利用すれば、ArcMap 上でマルチスペクトル画像と、教師なし分類した画像を比較することができます。

この手順を行うには Spatial Analyst エクステンションが必要です。

手順

ArcMap にマルチスペクトル画像を表示します。

マルチスペクトル画像

ArcGIS Pro
・[ツールボックス] → [Spatial Analyst ツール] → [多変量解析] → [ISO クラスタの教師なし分類 (Iso Cluster Unsupervised Classification)] を選択します。
※[コンテンツ] ウィンドウで画像を選択した状態で、[画像] タブ → [画像分類] グループ → [分類ツール] ボタン → [分類] からも画像分類できます。

ArcGIS Desktop
[ArcToolbox] → [Spatial Analyst ツール] → [多変量解析] → [ISO クラスタの教師なし分類 (Iso Cluster Unsupervised Classification)] を選択します。
※[画像分類] ツールバー → [分類] メニュー [ISO クラスタの教師なし分類] からも選択できます。
[ISO クラスタの教師なし分類 (Iso Cluster Unsupervised Classification)] ダイアログが表示されますので、以下の設定を行います。

[入力ラスタバンド]: マルチスペクトル画像
[クラス数]: 分類するクラス数
[出力分類ラスタ]: 出力ファイル名
[出力シグネチャファイル（オプション）]: 出力ファイル名（同一地域の画像を再度分類するなどの場合に使用）
[OK] ボタンをクリック

ArcGIS Pro　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ArcGIS Desktop
ArcMap に教師なし分類された画像が表示されます。

教師なし分類画像


ArcGIS Pro
[コンテンツ] ウィンドウで画像を選択した状態で、[表示設定] タブ → [レンダリング] グループ → [シンボル] を選択します。
[シンボル] ウィンドウにて以下の設定を行います。
　[シンボル]: 個別値
　[値フィールド]: Value
　[配色]: 任意のカラーランプ
　　シンボルカラーをダブルクリック → カラーパレットにてカラーを選択します。
　　ラベルをダブルクリック → ラベルの名称を入力します。


ArcGIS Desktop
[コンテンツ] ウィンドウで画像を選択した状態で、[シンボルカラー] と [ラベル] をそれぞれダブルクリックして、カラーやラベル名を変更します。