FAQ
オルソの幾何補正をする方法
ナレッジ番号:2816 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
リモートセンシングによって得られる衛星画像には、センサや地形などによる歪みが生じています。オルソ幾何補正を行うことによりこれらの歪みを補正し、衛星画像を地上に近い状態に補正することができます。
・RPC 情報と標高値をもつラスタデータを利用してオルソ幾何補正する方法
[画像解析] ウィンドウの [オルソ幾何補正] 機能を利用します。
・標高値をもつラスタデータを利用してオルソ幾何補正する方法
ArcToolbox → [データ管理] ツール → [ラスタ] → [ラスタ プロセシング] → [オルソ幾何補正ラスタ データセットの作成 (Create Ortho Corrected Raster Dataset)] ツールを利用します。RPC 情報利用時の注意点
- RPC 情報を持つ衛星画像である必要あります。RPC (有理多項式係数) は、画像座標を地上座標に変換するための式の係数です。RPC があれば、地上基準点 (GCP) を取得しなくても衛星画像に地上座標の情報を与えることができます。
- DigitalGlobe や GeoEye が提供している RPC 情報を持つ衛星画像に、標高情報を追加することでオルソ幾何補正できます。
- DigitalGlobe から提供される衛星画像は、RPC 情報を*.rpb というファイルに格納しています。GeoEye から提供される衛星画像は、RPC 情報を *_rpc.txt というファイルに格納しています。ArcGIS は、関連する衛星画像の RPC 情報を自動的に読み取ります。
手順(画像解析ウィンドウ)
ArcMap に RPC 情報を持つ衛星画像と DEM (数値標高モデル)画像を追加します。
- ArcMap [ウィンドウ] メニュー → [画像解析] を選択し、[画像解析] ウィンドウを表示します。
- [画像解析] ウィンドウのレイヤのリスト上にて衛星画像をクリックして選択します(選択されるとハイライトします)。
複数の画像を選択するときは Ctrl キーを押しながらラスタ画像を選択します。
- [画像解析] ウィンドウ [処理] 欄にある [オルソ幾何補正] ボタンをクリックしてオルソ画像を生成します。
- オルソ画像は仮想的に生成されたものになります。[エクスポート] をクリックしてディスク上の画像データとして出力することができます。
[ラスタデータのエクスポート] ダイアログで出力先の設定を行います。
[場所] の参照ボタンをクリックし、ファイルの格納先のフォルダを指定します。
[名前] テキストボックスに任意のファイル名を入力し、[形式] ドロップダウンリストで任意のファイル形式を選択し、[保存] をクリックします。
メタデータ
機能
種類
製品
バージョン