FAQ
画像をリサンプリングしたい
ナレッジ番号:2811 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ArcGIS では最近隣内挿法(NEAREST)、共一次内挿法(BILINEAR)、三次たたみ込み内挿法(CUBIC)、最頻値(MAJORITY)のリサンプリング法が用意されていて、リサンプリングによる出力結果が異なります。
リサンプリングをするには、画像解析ウィンドウを利用する方法(エクステンションは必要ありません)と、[リサンプル] ツールを利用する方法があります。
・画像解析ウィンドウを利用する方法
[リサンプル] 機能を利用します。
・[リサンプル] ツールを利用する方法
ArcToolbox → [データ管理] ツール → [ラスタ] → [ラスタ プロセシング] → [リサンプル (Resample)] ツールを利用します。
本 FAQ では、主に最近隣内挿法、共一次内挿法、三次たたみ込み内挿法についてご紹介します。最頻値に関しましては、 画像分類(教師付き分類)をご参照ください。注意点
- デフォルトでは主題画像(土地利用図など)および連続階調画像(衛星画像、航空写真など)の両方に使用できる最近隣内挿法が選択されます。
- 連続階調画像では、共一次内挿法、三次たたみ込み内挿法を利用すると滑らかな外観の出力が得られますが、新しいピクセル値が作成されるため、主題画像には適していません。
- 主題画像では、新しいピクセル値が作成されないため、基本的には最近隣内挿法を使用してください。ただしノイズとなる微小領域を除去するときには、最頻値(MAJORITY)を利用します。
画像解析ウィンドウでの手順 (最近隣内挿法、共一次内挿法、三次たたみ込み内挿法)
ArcMap に連続階調画像(衛星画像、航空写真など)を追加します。
- ArcMap [ウィンドウ] メニュー → [画像解析] を選択し、[画像解析] ウィンドウを表示します。
- [画像解析] ウィンドウのレイヤのリスト上にて画像をクリックして選択します。選択されるとハイライトします。
- [画像解析] ウィンドウ [表示] 欄下方にリサンプリング方法を選択するドロップダウンがありますので、リサンプリング方法を選択しますと、画像がリサンプリングして表示されます。
- リサンプリング方法の設定は、MXDファイルにて保存することができます。
出力結果
最近隣内挿法
共一次内挿法
三次たたみ込み内挿法
補足情報
各リサンプリング手法についての詳細は、ヘルプページの 「解析でのセル サイズとリサンプリング」でご確認いただけます。
メタデータ
機能
種類
製品
バージョン