FAQ
Microsoft Access データベースの利用方法(OLE DB 接続の追加)
ナレッジ番号:2772 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
説明
ArcGIS for Desktop にて Microsoft Access データベースを使用するには、ArcCatalog アプリケーションにて [OLE DB 接続] にて Access データベースへの接続を作成します。以下の手順で行います。
手順
- Microsoft Office 2007 以降の製品バージョンがインストールされている場合は、手順 2 に進みます。Microsoft Office 2007 以降の製品がインストールされていない場合は、次のいずれかをインストールしてください。
- Microsoft Access データベース エンジン 2010 再頒布可能コンポーネント
※ インストール ファイル「AccessDatabaseEngine.exe」を使用して、32bit 版のコンポーネントをインストールします。 - 2007 Office system ドライバ:データ接続コンポーネント
- Microsoft Access データベース エンジン 2010 再頒布可能コンポーネント
- ArcCatalog を起動し、[OLE DB 接続] コマンドをボタンをツールバーに追加します。
- 画面上部の [カスタマイズ] メニュー → [カスタマイズ モード] をクリックします。
- [ユーザー設定] ダイアログ ボックスが開いたら、[コマンド] タブをクリックします。
- [カテゴリ] リストで [ArcCatalog] を選択します。
- [OLE 接続の追加] を [コマンド] リストから ArcCatalog のツールバーにドラッグします。この操作で [OLE DB 接続の追加] ボタンがツールバーに追加されます。
- [ユーザー設定] ダイアログを閉じます。
- [OLE DB 接続の追加] ボタンをクリックします。
[データリンク プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [プロバイダ] タブをクリックします。
- [ Microsoft Office 12.0 Access Database Engine OLE DB Provider] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [接続] タブの [データ ソース] に、接続したいデータベースを指定します。
- [接続のテスト] をクリックして、データベースに接続できることを確認します。
- 接続テストが成功したら、[OK] をクリックします。
- ArcMap の [カタログ] ウィンドウ → [データベース接続] を右クリックし [最新の情報に更新] をクリックします。
[OLE DB Connections.odc] 部分をクリックしますと Access のテーブルデータへの接続が確認できます。
このテーブルをコンテンツウィンドウ等にドラッグ&ドロップすることでテーブルを表示させることができます。
その他
-
Access のリンク テーブルを OLE DB 接続を通じて表示することはできませんが、Access クエリは使用できます。リンク テーブルを使用するには、リンク テーブルを参照するクエリを Access で作成し、OLE DB 接続のクエリを通じてリンク テーブルに接続します。
-
OLE DB 接続には ObjectID フィールドがないため、ArcMap で特定の操作を実行することができません。ObjectID フィールドは ArcGIS によって保守されるフィールドであり、テーブル内の行ごとに一意な ID を保証します。実行できない操作には、マップ上のレイヤでのフィーチャの選択、フィルタ設定の適用、完全リレートの作成、属性の選択などがあります。
- Microsoft Office 2007 以降の製品バージョンがインストールされている場合は、手順 2 に進みます。Microsoft Office 2007 以降の製品がインストールされていない場合は、次のいずれかをインストールしてください。
メタデータ
機能
種類
製品
バージョン