FAQ
ArcMap が起動する際に VBA コードの実行レベルを変更する方法

ナレッジ番号:2668 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

この説明は、ユーザが特定のマップ ドキュメントを開いた際に、ドキュメント内に含まれている VBA マクロの実行を有効にするかどうかを指定するためのダイアログを表示してセキュリティ レベルを変更する方法を示します。この変更は、現在マシンにログオンしているユーザのみに影響を与えます。

ArcGIS 10.0 以降では、VBA はオプション インストールとなります。もし、VBA のインストールとライセンス認証が行われていない場合 VBA マクロは実行されません。この場合は特別な操作は必要ありません。VBA コードを含むドキュメントが開かれた際、VBA がインストールされていない環境では、以下の警告メッセージが表示されます。

Image

手順

警告:以下の手順は、ご使用のオペレーティング システムの中枢に関する変更が含まれています。この手順を進める前に、ご使用のオペレーティング システムやレジストリなどをバックアップしておくことをお勧めいたします。必要に応じてよりシステムの管理者に相談してください。
米国 Esri および ESRIジャパンはこれらの操作に関する一切の保証はいたしません。お客様の自己責任の元に操作を行ってください。

以下の手順で、ユーザが ArcMap で VBA を実行するか無効にするかを判断するためのダイアログを表示することができます。

  1. Windows スタート メニュー で、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. [名前] に 'regedit' と入力し、エンターキーを押して [レジストリ エディター] を起動します。
  3. HKEY_CURRENT_USER > Software > ESRI > Desktop 10.x > ArcMap > Settings を展開します。
    ArcGIS 9.x 以下の場合は、HKEY_CURRENT_USER  > Software > ESRI > ArcMap > Settings となります。
  4. [編集] メニュー → [新規] → [DWORD(32 ビット)値] を選択し、新しく作成された値に 'VBASecurityLevel' と入力し、値に以下の数値を入力します。 

    ・2:ArcMap 起動時にセキュリティ警告ダイアログを表示し、ユーザに VBA マクロの実行を許可するかどうかを決めることができます。

    Image 
  5. レジストリ エディタを閉じます。

'VBASecurityLevel' 値に別の値を設定することで、セキュリティ レベルを変更することもできます。

・1:VBA マクロの実行を有効にします。
・3:VBA マクロの実行を完全に無効にします。 

メタデータ

種類

製品

バージョン