FAQ
BDSレイヤーとは何ですか? (ArcMap 版 Business Analyst Desktop)

ナレッジ番号:2641 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

BDS (Business Analyst Datasource) とは

BDS (*.bds) とは、Business Analyst のデータ ソースの名称で、統計データの集計処理を伴うツール (空間オーバーレイやレポートなど) において高速な集計を行うために使用される、Business Analyst 専用のレイヤーです。

BDS レイヤーの実体は XML ファイルであり、Business Analyst がインストールされた環境上でカスタム フィーチャクラスとして使用でき、通常のフィーチャ クラスと同様に扱うことができます。

Business Analyst の統計データとして、ユーザーが独自のデータを使用する場合は、BDS レイヤーを作成する必要があります。

BDS

デスクトップ上にある Business Analyst のショートカットから Business Analyst を起動した際に、[コンテンツ] ウィンドウに追加されている「Business Analyst データ レイヤー」内に格納されているレイヤーは、いずれも BDS レイヤーです。

BDS

BDS レイヤーの特徴

  • BDS レイヤーは、BDS ファイルとデータ元となるフィーチャクラスとのペアで構成されます。
  • BDS ファイル内で、属性値の按分方法を制御します。(面積按分、基本単位区の重みを用いた按分など)
  • BDS レイヤーの作成、編集は [Business Analyst] メニューの [カスタム データ (BDS) の設定] メニューから行えます。
  • BDS レイヤーは通常の ArcGIS のフィーチャクラスと同じように取り扱うことができます。ただし、フィールドの追加や削除などの BDS レイヤー自体の編集については [カスタム データ (BDS) の設定] から行う必要があります。
  • BDS レイヤーの実体は XML ファイルであり、既存のフィーチャクラスへの参照や、BDS レイヤーとして利用するフィールドの定義などが記述されます。
  • [カスタム データ (BDS) の設定] メニューで独自のフィーチャクラスから BDS レイヤーを作成することができます。
  • BDS の属性値を用いてフィールド演算した値を、別のフィールドとして持たせることが可能です。元データ上でフィールド演算をしておく必要はありません。

BDS

BDS レイヤーはどこで使われるのか?

BDS レイヤーは、Business Analyst でデータの「集計」を伴うツールで使用されます。例えば、レポート出力や独自のレポート テンプレート作成、空間オーバーレイの集計対象レイヤーに使用されます。

独自のレポート テンプレート作成

BDS

空間オーバーレイ (属性値の集計機能)

BDS

メタデータ

機能

種類

製品