FAQ
レイアウトに概観図を配置する方法
ナレッジ番号:1659 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
説明
マップを作成する場合、マップの一部を拡大した拡大図とマップの全体図 (概観図) を表示する時があります。 この場合、データ フレームの「表示範囲枠」を使用することで外観図を簡単に作成することができます。また、データ ドリブン ページを使用している拡大図に連動して、全体図 (概観図) の表示範囲を変更することもできます。
概観図の作成手順
この手順では、1つのレイヤーを基に概観図と拡大図を作成します。
- ArcMap 拡大図を表示したいレイヤーを追加し、シンボル表示等マップ作成の作業を行います。
- ArcMap の [挿入] メニュー → [データフレーム] にて概観図として使用するデータ フレームを新規で追加します。
- 挿入した概観図用のデータ フレームに既に追加されている拡大図のレイヤーをドラッグ&ドロップします。
([コンテンツ] ウィンドウの表示を「描画順にリスト」に設定されていないとレイヤーのドラッグ&ドロップができません。)
- 概観図のデータ フレームに追加した拡大図が全体表示されたことを確認してください。また、概観図として表示したい縮尺で表示に調整してください。
- 概観図レイヤーのデータ フレーム (名称部分) を右クリックし、[プロパティ] → [表示範囲枠] タブをクリックします。
- 拡大図と概観図をリンクさせ、拡大図が概観図のマップのどこに位置するのか表示する表示枠を設定します。
- [他のデータ フレーム] で拡大図のデータ フレームを選択します。
- [>] ボタンで、[これらのデータ フレームの表示範囲枠を表示] (または [データ フレームに表示する表示範囲矩形]) に拡大図のデータ フレームを移動します。
- 必要に応じて、[フレーム] ボタンをクリックし、表示枠の表示の設定を行い、[OK] をクリックします。(例:枠線、背景等)
- ArcMap を [レイアウト ビュー] にし、概観図と拡大図のデーフ レームのレイアウトを調整します。
※この例の場合は概観図の赤枠の範囲が拡大図の表示範囲です。
※手順 6 で引き出し線の設定をすると、以下のような地図を作成することもできます。
※製品のバージョンによって、設定画面が上記と若干異なることがあります。
拡大図に連動して表示範囲が変わる概観図の作成手順
この手順ではデータ ドリブン ページを設定したマップを使用して、拡大図の表示範囲に連動して動的に表示範囲が変わる概観図を作成します。あらかじめデータ ドリブン ページを設定する必要があります。 データ ドリブン ページの設定は以下のFAQを参考にしてください。
指定した図郭単位での出力を行う方法 (データ ドリブン ページ)
- ArcMap の [表示] メニュー → [レイアウト ビュー] をクリックし、ArcMap をレイアウト ビュー表示にします。
- レイアウト上で、拡大図用のデータ フレームを右クリックして [プロパティ] を開き、 [サイズと位置] タブの [サイズ] で、データ フレームの幅と高さを確認します。
- ArcMap の [挿入] メニュー → [データ フレーム] にて、概観図用のデータ フレームを追加します。
- レイアウト上に追加したデータ フレームが表示されるので、これを右クリックして [プロパティ] を開き、 [サイズと位置] タブの [サイズ] で、データ フレームの幅と高さを先ほど確認した拡大図のデータ フレームの幅と高さと同じ比率で入力してデータ フレームの大きさを設定します。
- 概観図用のデータ フレームにレイヤーを追加します。また、レイアウト上での位置の調整を行います。
- レイアウト上で概観図用のデータ フレームを右クリックして [プロパティ] を開き、 [表示範囲枠] タブにて、 [他のデータ フレーム] にある拡大図用のデータ フレームを選択し、[>] ボタンをクリックして、[これらのデータ フレームの表示範囲枠を表示] に移動します。
これにより、概観図上に、拡大図の表示範囲を表す枠が表示されます。
- [データ フレーム] タブにて、[範囲] を [その他のデータ フレーム] を選択し、[別のデータ フレームの範囲から範囲を作成] にて、拡大図用のデータ フレームを選びます。 [余白] は以下の例のように 300 % を指定すると、 拡大図用のデータ フレームの9枚分の範囲の図郭を表示することができます。
- [OK] をクリックして、設定を保存します。
メタデータ
機能
種類
製品
バージョン