FAQ
ArcMapの印刷やマップのエクスポートで生じるエラーへの対処方法
ナレッジ番号:1630 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
説明
ArcMap で印刷やマップのエクスポートを行うと ArcMap は最初に Windows enhanced metafile「*.emf」 と呼ばれる形式でレイアウトやマップ表示エリアの画像ファイルを生成します。 作成された EMF ファイルは、プリンタ エンジンや指定した出力のフォーマットに変換するための エクスポート ドライバへ送られます。
そのため、印刷やマップのエクスポートに関する問題が発生した場合には、希望する画像が正常に EMF として 出力されているかを調べることで、出力のどの段階で問題が発生しているかを突き止めることが できます。
手順
ArcMap で EMF 形式にマップのエクスポートを行い、作成された画像をモニタ上で確認し、正常にエクスポートされているかを確認します。
- ArcMap の [ファイル] → [マップのエクスポート] をクリックします。
- [ファイルの種類] に [EMF(*.emf)] を選択し、任意のファイル名をつけて [保存] ボタンをクリックします。
- ArcMap で [ファイル] → [新規作成] をクリックし、新規のドキュメントを開き、作成した EMF ファイルを追加します。 この操作を行うには、[挿入] → [ピクチャ] をクリックして EMF ファイル (画像) の保存されているフォルダから該当の EMF ファイルをマップに追加します。
- ArcMap で表示された EMF ファイルの表示状況を確認します。
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EMF ファイルが正常に表示されている場合
この場合、プリンタまたは、エクスポート ドライバに問題がある可能性があります。 (プリンタそのものか、エクスポートされたファイルを開くアプリケーションに問題 があります。) -
EMF ファイルが正常に表示されない場合
この場合、ArcMap に問題がある可能性があります。(マップに表示された画像のエレメントを EMF に変換する過程において問題が起きている可能性が高いです) -
EMF ファイルが粗く表示されたり、見にくい場合
拡大表示をして確認します。 EMF ファイルをレイアウトビューに追加した場合は、[レイアウト] ツールバーの [レイアウトの拡大] で拡大を行います。 EMF ファイルをデータビューに追加した場合は、[ツール] ツールバーの [拡大] で拡大を行います。
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下部の画像において右側の画像は ArcMap のレイアウトビューを表示したものです。左側の画像は、同じマップを EMF ファイルとしてエクスポートし、ArcMap のレイアウトビューにピクチャとして追加したものです。ここで見受けられる画像の劣化は Windows drawing が EMF ファイルを扱うことに起因しています。このような場合には、左側の画像を ArcMap の [レイアウト] ツールバー [レイアウトの拡大] ツールを使って実際に出力される大きさに拡大表示すると、品質も高く、右側のレイアウトとまったく 同じ品質に表示されることを確認できます。(EMF ファイルには問題がない場合)
- ArcMap の [ファイル] → [マップのエクスポート] をクリックします。
メタデータ
機能
種類
製品
バージョン