FAQ
画像データの座標位置が3点以上、明確な場合のジオリファレンス(幾何補正)の方法
ナレッジ番号:1577 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
地図等をスキャンした画像データや航空写真等の画像上のある地点の座標値が3点以上判明している場合、 その座標値を使って、ジオリファレンス(幾何補正)することができます。
たとえば、画像データの四隅の座標値がわかっている場合は、この方法で簡単にジオリファレンスをすることができます。
方法
- ArcMapを起動します。
[カスタマイズ] メニュー → [ツールバー] → [ジオリファレンス] を選択し、[ジオリファレンス] ツールバーを表示します。 -
ArcMap にジオリファレンスしたい画像データを追加します。
このとき、レイヤに空間参照情報がないために座標系が未定義である旨のメッセージが 表示されますが、[OK] をクリックしてください。 - 画像上の座標値がわかっている地点を拡大します。
(以下の例では、地図上の任意の地点を拡大していますが、 四隅の座標値がわかっている場合は、四隅のうち、座標値がわかっているコーナーを拡大してください。)
ArcMap の [メニュー] → [ウィンドウ] → [拡大鏡] を使用すると便利かもしれません。
- ジオリファレンスのツールバー上にある [コントロール ポイントの追加] ボタンをクリックし、 座標値がわかっている最初の一点目をクリックします。 (四隅のいづれかのコーナーの座標値がわかっている場合は、 コーナーをクリックしてください。)
[+] 印のカーソルが表示された状態で、さらに右クリックしますと、
[入力X,Y座標の入力] のコマンドメニューが表示されますので
[入力X,Y座標の入力] をクリックします。
- [座標値入力] のウィンドウが表示されますので、X座標、Y座標を入力し、[OK] をクリックします。
- 次のコントロールポイントを入力するために、 [ツール] バーの[全体表示] ツール(地球のマークのアイコン)をクリックし、 レイヤの全体表示をします。
- 座標値がわかっている2点目、3点目についても、上記の手順の4~7を行います。
- 入力した座標値の確認及び修正は、リンクテーブルにて行います。 [ジオリファレンス] ツールバーの [リンクテーブルの表示] をクリックします。
入力した座標値を修正したい場合は、修正したいポイントを選択し、 [X]印をクリックします。 再度、コントロールポイント になる地点をクリックし、座標値を付与します。
- 座標値の入力が終わったら、[ジオリファレンス] ツールバーのメニューから [ジオリファレンスの更新] をクリックし、幾何補正した情報を保存します。
- ジオリファレンスを更新した画像に対して、投影座標系を定義します。
ArcToolbox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標変換] → [投影法の定義]ツール製品バージョンによっては、若干、ツールの格納場所が異なる場合があります。
座標系を定義しない場合は、座標値の情報を付加しただけですので他の座標系のデータとリアルタイム投影して重ねて表示することができません。
ジオリファレンスしたデータを別名で保存する場合は、「レクティファイ」をクリックして出力してください。- ArcMapを起動します。
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